
意外なものの写り込みでしばしばネットをにぎわすグーグルマップにまた新たな発見があったようだ。今年1月初めに南極大陸を探索したYouTuberが奇妙な生物の遺骸に目を留めた。
彼によると、その個体はほぼ無傷の骨格をさらしたまま陸上に横たわっており、南極の氷に保存されていた古代生物の可能性があるという。
海から90kmほど離れた地点で見つかった謎生物。その姿をとらえた動画は28万回以上も再生され、視聴者のコメントが殺到している。謎生物の画像は2:00あたりから
[動画を見る]Antarctica Melting Ice MAY have revealed ANCIENT skeletal remains fully INTACT! Rare find
【南極に古代生物?Googleマップで発見した謎の遺骸】
こちらはYouTuberのマイケル・ブラッドベリが発見したと主張する古代生物の様子だ。彼はGoogleマップの探索中に南極の氷に長期保存されていた奇妙な生物の遺骸を見つけたという。
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動画によると遺骸は海からおよそ55マイル(約89km)の内陸地点にある。体長はおよそ4.6~6mと大きく、ほぼ無傷に近い状態だという。
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なお周辺には何もなく、この遺骸だけがポツンとある。この光景を見る限りでは他に仲間もなく、たった1頭で絶命したようにも見える。
【四肢をもつ古代の恐竜か?鰭脚類ではありえないと主張】
この生物がどのくらいの期間氷に閉じ込められていたのかはわからない。地表に現れた時期も定かじゃなく、つい最近だったのかもしれないし、何千年も前だったかもしれない。
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動画は、仮に古いものなら先史時代にさかのぼる可能性があるとし「南極大陸はとても不思議な場所だ。
この生物は古代の恐竜や他の何かかもしれない」と述べている。
一方でアザラシやオットセイなどの鰭脚類の可能性には否定的で「南極にナンキョクオットセイなどがいるのは承知だが、陸の移動が不得手な彼らがどうやってこれほど海から離れた地点にたどり着くのか?」と疑問を呈しており「この生物はその場で凍ったはずだ。鰭脚類ではないと思う」という持論を展開。
前脚らしき部分
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後脚らしい部分
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さらに骨格の分析を進め、ゆるいカーブを描く背骨や頭蓋骨のほか、前肢や後肢らしきものがあることから古代の恐竜の可能性があると結論づけた。
【アザラシ系でしょ?視聴者の多くは鰭脚類説を支持】
今月4日にブラッドベリが自身のチャンネルMrMBB333で公開したこの動画は28万回以上も再生され、その亡骸についてのコメントが殺到した。
この件に関する海外の反応は…
・鰭脚類に見える
・100%アザラシ系
・ペンギンに引きずられたアザラシ。ギャングの抗争みたいのが勃発したとか
・アザラシの骨格をググって見比べればそれ系だってわかる
・鰭脚類ぽいが水位が違う時のものだから古代生物になるはず
・獣医かつ生物学者だが鰭脚類の一種だろう。南極では何百年も前の鰭脚類が保存されており、アイスマンのエッツィ(アルプス山脈の渓谷の氷河で見つかった約5300年前のミイラ)も同様の状態だった。カニクイアザラシのような種は、陸や氷上を長距離移動できるし十分な記録もある。真の謎は彼らが長距離移動に陸路を選ぶ理由のほうだ。
また一方で鰭脚類ではなく別な生物という声もいくつかあった。
・ワニの骨格に見える。完全に陸を歩く爬虫類タイプだ
・プレシオサウルスっぽい。すごいな!
・ネバーエンディングストーリーのドラゴンみたい
・イルカやクジラっぽくみえるけど…
・アザラシに後ろ足なんてない
というわけで今回は視聴者の多くがアザラシなどの鰭脚類を支持。それ以外と思う人は少なかったもよう。
しかし場所は南極であり、古いものなら既知の鰭脚類と異なる可能性もなくはない。みんなはどう思う?
References:express / youtubeなど /written by D/ edited by parumo
記事全文はこちら:こ、これはいったい?グーグルマップで発見された南極大陸の謎生物 http://karapaia.com/archives/52298493.html
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