ガールフレンドと離れ離れになり、失意のどん底にあったオス馬が3年ぶりに再会、輝きを取り戻す(アメリカ)

大好きだった馬同士が3年ぶりに感動の再会: youtube
 政府が土地を商用利用するため、公有地に住む野生の馬やロバが土地管理局により追い立てられ、捕獲されるという危険な状況から救助・保護されたオス馬が、離れ離れになっていたガールフレンドとおよそ3年ぶりに再会した。

 2頭の馬は、数年の月日を経ても互いをしっかりと覚えており、再会を歓喜するかのように寄り添いあい、その絆の深さを飼い主に見せた。

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Wild Horse Immediately Recognizes His Girlfriend After Years Apart | The Dodo Faith = Restored

【ガールフレンドと引き離され失意のどん底にあったオス馬】

 カリフォルニア州マリブとマリポサに広大な敷地を持つ野生馬の保護区『Skydog Sanctuary』は、数年前に複数頭のアパルーサを救助・保護した。

 その中でも、オス馬のフェニックスは2メートル近くのフェンスを飛び越えようとするなど、野生馬としての自由奔放さや元気さ、美しさを象徴しており、保護区の職員はフェニックスの魅力に強く惹かれた。

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 しかし、保護区へ来てからというもの、フェニックスはすっかり元気がないように見えた。

 他の保護したオス馬のグループの中にいても、どこか遠くを見るような寂しさが終始漂い、職員らはフェニックスが変化してしまった理由を考えたところ、あることに思い当たった。

 フェニックスには、保護される前にガールフレンドがいたのだ。

 職員によると、野生の馬の家族やパートナーの絆はとても強いそうだ。保護された時に、離れ離れになってしまったガールフレンドが恋しくて、フェニックスは毎日落ち込んでいたことがわかった。

 そこで職員は、フェニックスのガールフレンドを探して会わせてあげようと決意。そして、ついに3年近くの年月を経て、2頭の再会が叶った。

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【2頭は、互いの存在をしっかりと覚えていた】

 保護区の職員は、SNSなどを介してフェニックスのガールフレンドを探してきた。そんなある日、1頭のメス馬の写真が送られてきたが、それはまさしくフェニックスのガールフレンドだった。

 フェニックスを保護した際、一緒にいたそのメス馬との写真を職員は所持していた。
その写真と送られてきた写真を比較すると、特徴が一致しており、確信したのだ。

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 この時の興奮を、職員の女性はこのように語っている。

どこに保護されたかもわからないメス馬を見つけることなんて不可能なのではという気持ちもありましたが、フェニックスに元気になってもらいたいと、諦めず探し続けてきました。

写真を見た時、まさかという信じられない気持ちになりました。2年以上も行方がわからなかったメス馬が突然ゴーストのように現れた、そんな気持ちになり、そのメス馬にはゴーストと名付けることにしたのです。

 去年11月、職員の計らいでフェニックスはゴーストと再会が叶うことになった。

 2頭は、すぐに互いの存在を認識した。遠くからでもフェニックスはゴーストの姿を見つけると、鳴き声をあげて駆け寄った。

 ゴーストもまた、久しく会えたパートナーへ喜びを表すかのように駆け寄り、2頭はしっかりとその絆を確認しあった。

 その姿を見た職員は感動し、Facebookで動画をシェアした。

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 以降、フェニックスは再び自信と元気さ、そして幸せを取り戻したという。今はいつもゴーストと寄り添って一緒に過ごしている。


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written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:ガールフレンドと離れ離れになり、失意のどん底にあったオス馬が3年ぶりに再会、輝きを取り戻す(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52298513.html
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