人形の中に人形の中に人形...マトリョーシカ人形の世界ギネス記録


 人形の中に人形、さらにその中に人形があってまた人形。入れ子構造になっているロシアの民芸品「マトリョーシカ」は中にいくつ入っているのか想像するだけでも楽しい人形だ。


 中に入ってる人形は5.6個程度が一般的だが、大きくて凝ったものだと数十個収納されているものもある。

 では、世界ギネス記録に登録されているマトリョーシカはいったいいくつだと思う?
【マトリョーシカ最多ギネス記録は51体】

 そのギネス世界記録は2003年4月25日に登録されたもので、アメリカに住むロシア人、ユリア・ベレズニツカイヤが自身で作った51体だそうだ。

 一番大きい人形は53.97 cmで、一番小さい人形は0.31 cm。51体すべてを横に並べた長さは3.4mに及ぶという。

 この記録を更新するためには、数だけじゃなく、一番大きい人形の大きさも越えなければならないという。

 で、以下の画像を見て欲しい。

【ギネス記録越えのマトリョーシカか?】

[画像を見る]
 フランス、パリにある民芸品店のウインドディスプレイに飾られていたものだそうだが、私がアバウトに数えただけでも67体ある。

 もし一番大きい人形が53.97cm以上あったらギネス記録は更新されることになるだろう。それにしてもずっと見てられるほど魅力的だ。

【マトリョーシカの歴史】

 マトリョーシカはこのようにして作られるという。

[動画を見る]
HOW DO THEY DO IT RUSSIAN DOLLS HD

 マトリョーシカ人形の起源は諸説ある。

 1つ目は1890年に、子供の教育の為のワークショップ用にヴァシリー・ズヴィョズドチキン氏が制作し、民芸画家のセルゲイ・マルユーチン氏がデザインしたという説。


 2つ目は、1800年代後半、神奈川県箱根町にあったロシア正教会の避暑館にやってきたロシア人修道士が、お土産用に持ち帰った箱根細工の七福神の入れ子人形がマトリョーシカの元になったという説だ。

 いずれにせよ、1900年に開催されたパリ万国博覧会で銅メダルを受賞したのを機に、ロシア各地で様々なマトリョーシカ人形が作られるようになり、ロシアの民芸品として普及していったそうだ。

 私も昔、マトリョーシカ人形をお土産でもらった記憶があるのだけど、何度も出したり入れたりして楽しんでたな、最初の1日だけだけど。

記事全文はこちら:人形の中に人形の中に人形...マトリョーシカ人形の世界ギネス記録 https://karapaia.com/archives/52298971.html
編集部おすすめ