声から嘘を見抜く方法 / Pixabay
嘘といっても様々な種類がある。人を騙す嘘、自分を良くみせるための嘘、人を傷つけないための嘘、社交辞令的な嘘だってある。
嘘の見分け方はいろいろあるが、『Nature Communications』(2月8日付)に掲載されたフランスの研究によると声で嘘がわかるという。
どうやら人間の言葉には信頼してもらえる発音と、不信感をもたれる発音があり、それは普遍的なもので、例え知らない外国語であっても発音次第では怪しいと感じられてしまうのだそうだ。
【発声の仕方と会話の信頼感を調査】
人の声には「韻律(いんりつ)」や「プロソディ」と呼ばれる特徴がある。それは音声学的な特徴のことで、たとえば抑揚やリズム、音の強弱や長さといったものだ。
フランス国立音響音楽研究所をはじめとするグループは、この韻律のパターンが、会話の信頼感に与える影響について調べてみた。
これを確かめるために4つの実験が行われた。
1つ目はフランス語を話す参加者に、フランス語に似ているがまったく意味のない単語を聞いてもらい、それがどのくらい信頼できそうか、その話し手がどのくらい確信を持っていると思うか評価してもらうという実験だ。
その結果によれば、以下の条件が備わっていると、その会話の内容が信頼でき、話者も確信を持っているという印象を与えることが分かったという。
■信頼できる話し方
・下がるイントネーション
・単語の出だしを大きく発声
・速めに話す
逆に言えば、上がるイントネーションで、単語の出だしが小さく、遅く話すと、その会話の内容が信用できないものになるということだ。
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【自国語、外国語にかかわりなく適応される】
次の実験では、同じように参加者に意味のない単語を聞いてもらったが、今度はそこにちょっとした文脈がつけ加えられた。たとえば、話し手はポーカーをプレイしており、ハッタリをかますかどうか思案しているといった具合だ。
こちらの実験も最初のものと同じく、下がるイントネーションほど信頼できる一方、ゆっくりとした発音で、単語の真ん中があまり強調されないほど、信頼できなさそうだと評価された。
さらに英語とスペイン語の話者を対象とした実験も行ったが、こちらでも同様のパターンが確認されたという。
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image credit:CNRS/Ircam/Sorbonne University/Ministry of Culture
【胡散臭い話し方ほど印象に残る】
最後の実験では、参加者にこれまでの単語を思い出してもらった。すると信頼できないと評価された単語の方が、参加者の印象に残っていることが分かった。
つまり何かを話している最中に、なんだか胡散臭そうな話ぶりになると、かえって注意を引きつけてしまうということだ。
もし、ウソをつこうとしてそんな話ぶりになっているのだとしたら、すぐに嘘だと見抜かれてしまうことになる。
結論。あなたが誰かにウソをつきたいと思っているのなら、文の頭では大きな声を出し、下がるイントネーションで若干早めに話せばウソと見抜かれにくいということだ。
多言語でも有効だということは、日本語でも適応されるはずだが、日本では会話そのものよりその人の権威や外見、印象などの影響を受けがちなのでどうだろう?方言もいろいろだし、日本での研究結果も知りたいところだ。
References:Study Reveals How To Tell If Someone Is Lying From The Sound Of Their Voice | IFLScience/ written by hiroching / edited by parumo
記事全文はこちら:嘘をついても声でわかる!?発声で嘘を見分ける方法 https://karapaia.com/archives/52299219.html











