ずっと見てられるやつ。水中の大型草食獣「ジュゴン」のお食事シーン


 伝説の人魚の正体ともいわれている「ジュゴン」は、我々人間と同じ哺乳動物の仲間だ。大型の草食獣で主食は海草。


 大きな口をモグモグと動かし、砂煙を舞い散らしながら海草を食べる様は、牛が牧草を食べているのによく似ていて、海牛類と呼ばれるだけのことはある。

 この映像ではジュゴンが海底の海草を食べている様子を見ることができる。黄色の魚たちがジュゴンにひっついて泳いでいるのも楽しい。
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The Dugong Eating in Marsa Alam

【海藻をモグモグ、大型草食獣ジュゴンのお食事映像】

 ジュゴンは亜熱帯から熱帯にかけての浅く温かい海に生息する。日本では、沖縄島東部の沿岸域にわずかに生息しているが、乱獲や海洋汚染により絶滅危惧種となっている。

 全長3メートル、体重300キロと大型で海草が主食だ。消化しにくい海草を食べるので、40メートル以上という長い腸を持っている。

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 ジュゴンの正確な個体数は分かっていないそうだが、世界全体でおよそ10万頭(うちオーストラリアが8万頭)が生息していると言われている。

 つがいで行動することはなく、授乳中の母子のみ群れで行動するが、単独で行動する場合も多いそうだ。

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 お供の黄色い魚たちの存在も気になるよね。

 大きなジュゴンと一緒にいれば他の大型肉食魚に狙われることもない。そばにいることで安全が保障されるのだろう。


 ジュゴンの主食は海草だがゴカイ、カニ、ホヤなどを補助栄養とすることもある。もしかしたらそのおこぼれにもありつけるのかもしれない。 

 ではジュゴンにとって魚たちはどんな恩恵をもたらしてくれるのだろう?

 共生なのか?魚の一方的な寄生なのか?気になるところだが、灰色の大きなジュゴンと黄色の魚たちのコンビネーションは人間を癒してくれることは確かだね。

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