
アメリカのニュージャージー州の路上で、生まれて3週間ほどのきょうだい猫たちと一緒に、1匹の黒猫がボロボロの状態で発見された。
子猫たちを救助した保護団体スタッフは、特に弱っていた黒猫が生き延びるかどうか心配したが、治療と愛情のおかげで元気に回復した。
そのご褒美にとスターバックスの動物専用の裏メニュー「パプチーノ」をあげたところ、初めてのクリームに大興奮し、生きる喜びを満喫したようだ。
【衰弱し、瀕死の状態で発見された子猫】
去年の夏、ニュージャージー州で猫の救済・保護活動を行っている団体『Foster the Furbabies』は、路上でびしょ濡れになっていた子猫たちを救助した。
まだ生後3週間ほどと見られたそのきょうだい猫たちは、かなり衰弱しており、上気道や目の感染症にかかっていて、寄生虫にも苦しんでいた。
同団体の共同創設者ジアーナ・サルーチさんは、保護した子猫たちをすぐに獣医院へ運び、治療を受けさせた。
子猫たちの中でも、特に体の小さかった黒猫“メレディス”については、助かるかどうか正直なところ不安だったという。
メレディスは、他のきょうだい猫たちの中で特に衰弱していて、複数の感染症を患っていました。
きょうだいたちが治療を受けてどんどん元気になっていっても、メレディスはなかなか回復せず、何度も治療を受けなければなりませんでした。
その後、奇跡的に回復したものの、メレディスには視覚障害は残るかもしれないと獣医師から伝えられたサルーチさんは、「この子には家族が見つからないかもしれない」ととても心配していた。
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【黒猫に永遠の家が見つかり、お祝いにパプチーノをあげたら大興奮!】
しかしその後、幸運にもメレディスに永遠の家が見つかった。
そのお祝いとして、サルーチさんは元気になったメレディスにご褒美をあげようと、スターバックスへメレディスを連れて行った。
アメリカのスターバックスでは、カフェインや砂糖を入れずにクリームを泡立てたパプチーノという犬専用のクリームを、小さなカップで無料提供している。
サルーチさんは、すっかり元気になって食欲も旺盛なメレディスにパプチーノを与えてみた。
すると、メレディスはカップに顔を突っ込んで大興奮!
「こんなおいしいものがこの世にあるのか!」とばかりに顔面をクリームでいっぱいにしながら、生の喜びを満喫していたようだ。
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メレディスにとって、初のクリームはこたえられないうまさだったようだ。その大興奮ぶりは再び注目を集め、今年になってTikTokでもシェアされ、ユーザーらから注目を浴びた。
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ユーザーらからは、小さな顔を生クリームまみれにしているメレディスの姿がとてもかわいいというコメントが寄せられる一方で、子猫に乳製品を与えたことを懸念する声もあがったようだ。
サルーチさんは、改めてこのように綴っている。
猫に乳製品を与えることは理想的ではありません。この動画は、メレディスが永遠の家に行く数日前に、1回だけのご褒美として与えた時のものです。
この後も、メレディスは具合が悪くなることはありませんでした。
現在、メレディスは新たな飼い主の家で、他の猫たちと一緒にとても元気で幸せに暮らしているということだ。
パプチーノはもともと犬専用のものだ。でも猫には「ちゅ~る」がある。
北米でも既に販売されており、その中毒性の高さから海外では「猫用コカイン」とも呼ばれているそうだから、メレディスへのご褒美は今後はちゅ~るでいいかもね。
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:生き延びて良かった!ボロボロの状態で保護された子猫、元気になってスタバのパプチーノを大興奮で食べる(アメリカ) https://karapaia.com/archives/52299909.html
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