
食品も生鮮野菜もネットで買えるこの時代、おいしそうなビジュアルも購買意欲を掻き立てる重要なポイントの一つだが、あえて真逆の戦略をとる企業もある。
中国のネットショッピングサイトでで販売中のパンのビジュアルがあまりにも「大量に緑色のカビが生えたパン」に見えるとして大反響を呼んだ。
画像をみると確かにもっさりとカビが生えているようにしか見えないのだが、食べると超おいしいらしく、そのギャップが更なる話題となったようだ。
【「カビだらけのパン」みたい?抹茶入りのパンが酷評される】
中国のオンラインモール淘宝網で販売中のこのパンは、Facebookへの投稿をきっかけに大反響を呼んだ。
ユーザーの反応は「いいね!」とは真逆のもので、「どうみてもカビだらけのパン」、「食欲減退」といったコメントが相次いだ。
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だがこの緑色のカビっぽく見えるものは実は抹茶である。
販売元の説明によるとこの商品は、抹茶のほろ苦さとやさしい甘さが癖になる「抹茶チーズパン」で、材料に日本産の抹茶とニュージーランド産の粉ミルクを使ってるのがウリらしい。なお現時点での販売価格は18元(約300円)だという。
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日本では普通に見かける抹茶入り食品も、なじみがない文化圏の人々からは緑のカビにしか見えなかったのか。
「明らかにカビ」「実際カビが生えても区別つかなそう。全然おいしそうじゃない」など辛辣な声が相次いでいた。
抹茶商品を見慣れている我々なら、抹茶と言われればああ、そうなのか。と納得できる感じではある。
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【購入者からは超おいしいと大評判!】
とはいえこのパン、なぜか断面とかがパウダーめいた質感で確かにカビ寄りにみえなくもない。
実はこの粉こそが、ニュージーランド産の粉ミルクだそうで、食べる時に粉ミルクをまぶして食べるのだそうだ。
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ちなみに抹茶無しのチーズパン(奶酪包)のレシピはYoutubeにある。
[動画を見る]超火爆的奶酪包
これによると先に作って切ったパンに、クリームチーズに砂糖を加えたクリームをはさんだり塗ったりしてから粉ミルクをまぶしていただいている。
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まああれだよ。納豆だって、フグの白子だって、西欧圏では謎めいた食べ物になるわけだし、抹茶パンがカビだらけパンに見え驚くのも無理はないってやつか。
だが食べたら全く別の感想が出る。
実際に購入して食べた人は、「ほろ苦くて甘い抹茶クリームが美味」「見た目に反して相当うまい」「抹茶が濃い!チーズたっぷりで最高!パンもふかふか!」とレビューもずいぶん好評のようだ。
ちょっとこれ、食べてみたくなってきた。クマ姉さん~!
References:odditycentralなど /written by D/ edited by parumo
記事全文はこちら:パンにもっさりカビが生えてる?いいえ違います。食べたらおいしい抹茶パンのビジュアルが話題に https://karapaia.com/archives/52300493.html
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