ニューヨークで”人間に無害”なアメリカクロクマが脱走。目撃情報が呼びかけられる

 ニューヨーク州北部にある施設から真っ黒いアメリカクロクマが脱走したそうだ。この熊はアホテという名の4歳半のメスで、囲いの下にトンネルを掘って逃げ出したという。


 アホテを管理していたアディロンダック野生生物保護施設側の説明によると、アホテは「人間に全く無害」で、傷つけるようなことはないという。

【囲いの下にトンネルを掘って脱走したクマのアホテ】
 ニューヨーク州北部のウィルミントンにあるアディロンダック野生生物保護施設は、6月24日の朝、4歳半のアメリカクロクマのアホテが囲いを掘って逃げ出したことをFacebookに投稿し、目撃情報を呼びかけた。

 同保護区では、アホテは人間を傷つけるようなことはなく「全く無害」だとしながらも、見知らぬ人から怖がって逃げてしまい、遠くに行ってしまう可能性があるため、一般の人は近づかないよう呼びかけている。

 また、保護区側は誰かがパニックになってアホテを銃で撃ってしまうのではないかと心配しているようだ。[動画を見る]【過去にも脱走の前科が】
 アホテは、保護区にいる2頭のメスのアメリカクロクマのうちの1頭だ。もう1匹は茶色がかった毛色をしているルビーという熊で、2頭は2019年に脱走したことがあり、捕獲までに2週間を要したという。
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 26日(土)の段階で1件の目撃情報があったものの、そのクマはアホテではなかったという。保護区ではアホテがいかに無害でやさしい熊なのかを証明するために様々なアホテの写真を投稿しながら、情報提供を呼びかけている。

 アホテは耳にシルバーのクリップがついているのでそれが目印となるそうだが、それが見えるまで熊に接近する人はなかなかチャレンジャーな気がする。
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追記(2021/06/17)ツキノワグマと誤記したのをアメリカクロクマに変更して再送します。written by / parumo

記事全文はこちら:ニューヨークで”人間に無害”なアメリカクロクマが脱走。目撃情報が呼びかけられる https://karapaia.com/archives/52303530.html
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