image credit:trainwithjoan/Instagram
いくつになっても前向きにチャレンジする人もいる。
ジョアンさんは、医者の薬を飲み続けるこれまでの人生に別れを告げようと、71歳でボディビルディングをはじめた。
その結果、心身ともに健康的になり、今では周りの人々を励ます存在になっているという。
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Exercise and Nutrition Saved My Life | My Transformation at Seventy Years Old
【娘の言葉で71歳に転機を迎えた女性】
カナダのオンタリオに住んでいたジョアン・マクドナルドさんは、70代に入った時、自分の健康上の問題が増えているという現実に直面していた。
ジョアンさんは71歳の時、体重は90kgほどあり、高血圧と腎臓病を患い、コレステロールと酸逆流症の薬を服用する毎日を送っていた。
病気を抱えた毎日に疲れ切っていたジョアンさんが変わるきっかけとなったのは、娘ミシェルさんの衝撃的な言葉だった。
お母さん、このままじゃ介護施設で周りの人にお世話をしてもらうだけの老後になっちゃうわよ。おばあちゃんがそうだったようにね。でも、お母さんは本当にそんな老後を望んでいるの?ジョアンさんは、自分を愛し想ってくれているからこそ娘がそのように問いかけてくれたのだと感じ、2週間迷った挙句、オンタリオの自宅から娘夫婦が住むメキシコのトゥルムへと引っ越した。
ミシェルさん夫妻は、トゥルムでフィットネスコーチとして暮らしていたのだ。[画像を見る]
【71歳でボディビルディングを開始し、健康状態が改善】
その後、ジョアンさんはミシェルさんに教えてもらってプロテインシェイクを作ることを学んだ。
更に、これまでの食生活を変え、ジム通いを始めた。
娘のトレーニングプログラムに従ってジムでの運動をしながら、1kgの軽いウェイトリフティングをスタート。
徐々に重さのレベルを上げて、今では11kgを持ち上げることができるようになったという。[画像を見る] [画像を見る] 9か月経つ頃には、ジョアンさんの健康はすっかり改善され、全ての投薬を止めることができたそうだ。[画像を見る]
【多くの人をインスパイアする存在に】
現在、ジョアンさんはフォロワー140万人を抱える自身のインスタグラムアカウント『trainwithjoan』で日々のトレーニングの様子をシェアしている。[画像を見る] 今年、75歳の誕生日を祝ったジョアンさん。病に悩まされる前はチャレンジ精神旺盛で、DIY好きでもあったことから、「今は自分の体をDIY中よ」と元気に笑っている。[画像を見る]
71歳の時に、自分の底辺を見たのね。だから、変わらなきゃと思ったの。[画像を見る] 健康が改善されたことで、心身ともにハッピーになり、より外向的になったというジョアンさんは、その変わりようと自身の努力で、周りの人をインスパイアする存在になっているようだ。[画像を見る]
これまでは、家族の世話で忙しくしていたこともあって、自分をケアすることをついないがしろにしていたんだけど、もっと健康に気を付けていたらと今でも思うわ。
もう病気だった自分には戻りたくない。目覚めるのに、55年もかかっちゃったけどね(笑)
自分を愛することを学んだの。[画像を見る] なお、アメリカのミシガン大学、理学療法とリハビリテーションの准教授であるマーク・ピーターソン氏は、次のようにアドバイスしている。今は、鏡を見ても顔を背けることがなくなったわ。
人は、特に女性は40代を過ぎると諦めがちになっちゃうけど、50代も60代も70代も、死ぬまで自分磨きを続けることができるのよ。それを、私自身が今身をもって学んでいるところよ。
65歳以上の人は、筋肉の成長を生み出すことができないという誤解がありますが、筋肉は刺激に適応できる組織です。written by Scarlet / edited by parumo
重要なのは、医師に確認したうえで、ゆっくりとトレーニングを始めていくことです。
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