そのクチバシを離せ!ワライカワセミに指を噛まれていた女性を助けた友達のカササキフエガラス
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 その女性はワライカワセミに指を噛まれたまま離してもらえなかった。そこに助けにやってきたのは、顔見知りで仲良しのカササギフエガラス。


 カササギフエガラスは、「そのクチバシを離すんじゃ~!」とばかりに、ワライカワセミの背後から飛び蹴り。この一撃により、女性の指は解放されたようだ。

 その映像を、経緯と共に見ていこう。

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Magpie to the rescue! Kookaburra wont let go of me even when I try to pull away! (sound on)

【なぜ自分には餌をくれぬ!女性に腹を立てていたワライカワセミ】
 オーストラリアでの出来事。この日女性は、集まってきた鳥たちに餌を与えていた。ところが女性は、ワライカワセミの餌となる昆虫やネズミ、小動物などの餌は持ち合わせてなかった。

 みんなは餌をもらえているのに自分だけはもらえない。これに腹を立てたワライカワセミは、女性の指に噛みついたまま離さなかったようだ。

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【友達がピンチとな?顔見知りのカササギフエガラスが女性を助ける】
 女性が困っているのを察知したのは、以前から顔見知りで女性と友好な関係を築いているカササギフエガラスだ。

 「嫌がってるだろ!そのクチバシを離すんじゃ~」とばかりに、ワライカワセミの背後から飛び蹴りをくらわす。

 これに驚いたワライカワセミは、そのまま立ち去っていった。

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 女性もワライカワセミにも餌をあげたかったろうが、肉食だからフレッシュな餌の確保が困難なのだからしかたがない。


 ちなみにこのカササギフエガラスは、朝になると女性の家の玄関先に訪れ、家の中に入って女性の手から餌をもらうほど仲が良いそうだ。

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Broke the lockdown rules to have a friend over for breakfast - Australian magpie comes inside

 カササギフエガラスはスズメ目フエガラス科に分類される鳥で、一般的に知られているカササギと外観は似ているものの、類縁関係にはないそうだ。

 オーストラリア全土に生息し「マグパイ」という愛称で知られている。群れをつくって暮らしている社会性の高い鳥なんだそうだ。雑食性なので、昆虫やミミズ以外にもなんでも食べるという。

 賢い鳥って野生でも、信頼関係のある人間のことを本気で助けてくれたりするよね。カラスやカササギはもちろん、カササギフエガラスもそういうところあるんだね。

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