徒歩2時間を30秒に短縮したい?恐怖の移動手段、高さ400メートルの高所からジップラインで綱渡り
 徒歩だと片道約2~3時間かかるが、ある交通手段を使えば30秒でいけるという。それは高さ400メートルの地点に張られたワイヤーロープで800メートルの距離を滑空移動するジップラインだ。


 コロンビアの山間の川の上に設置されたこのジップラインは約50年前に設置されたもので、人々の重要な交通手段となっているようだが、時短をするために、かなりスリリングな恐怖体験を味わうこととなるだろう。

 というか高所恐怖症の人は2.3時間かけて歩いた方がマシとすら思うかもしれない。

コロンビアにある恐怖の交通手段、ジップライン

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Colombian Towns Linked by Amazing Method of Transpor

 南米コロンビア、メタ県ロスピノスの集落には驚くべき交通手段がある。それが高さ300~400メートルの位置に設置されたジップラインだ。

 集落の人々が反対側にいくにはネグロ川を渡らなければならない。昔は橋があったのだが大雨により流されてしまったために使えない。

 その為人々は、約50年前に川の上に設置されたジップラインを使って川の向こうへと渡るのだ。

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 このジップラインは現地ではカブレと呼ばれている。遠回りして歩くと2.3時間はかかってしまうが、ジップラインを使えば30秒で向こう岸につくことができる。

 行き用と帰り用の2本のワイヤーが張られており、それぞれに使い分けている。

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 ジップラインを使うのは大人だけではない。子供たちも通学時にはこのジップラインを使用している。
地元の人は老若男女問わず使用しているそうだ。

 食料から小動物などの運搬もジップラインを通して行われており、ロスピノスの人々にとっては重要な足となっているようだ。

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Zipline commute: Columbia kids cross canyon to reach school (Learning World: S1E04, part 1/3)

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