
アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)が実施したフライトテストで、輸送機が無人航空機を空中で回収することに初めて成功したそうだ。
フライトテストの機体は、ダイネティクス社が開発するドローン「X-61 グレムリン」。
X-61のプログラム責任者ポール・カルホーン中佐は、「今回の成功は長年の努力の結晶です。安全かつ信頼性の高い空中回収が実現できることを実証しました」と語る。
輸送機からの空中回収に初成功 フライトテストは、10月29日にユタ州ダグウェイ実験場で行われた。
動画では、C-130輸送機後部の貨物ドアから空中給油機のようなアタッチメントが下され、X-61無人航空機(ドローン)をドッキング・回収する様子が映されている。
[動画を見る]
DARPA Gremlins Program Demonstrates Airborne Recovery
アタッチメントと見事ドッキングしたX-61は、ぐるっと翼を回転させて収納し、ミサイルのような姿になってC-130に回収される。
[画像を見る]
2機の内1機は事故で破損 この実験では、2機のX-61で計4回のフライトが行われ、機体の性能や接触部位の影響など、各種データが集められた。
なお動画では鮮やかな空中回収シーンしか確認できないが、1機は事故で破損したとのことだ。
カルホーン中佐は「空中回収は複雑な作業です」と述べ、「しばし今回の成功を味わってから、またデータ分析に戻って、次のステップを決めるつもりです」と、今後について説明している。
[画像を見る]
敵防衛圏外からミッションを遂行 X-61無人航空機はセンサー・電子戦システム・武装といった装備を搭載したまま、各種航空機から出撃することを念頭に開発が進められている。
今回のような空中回収を確実に行えるようになれば、UAVの行動範囲と可能性が飛躍的に向上する。
有人プラットフォームは安全な場所にいながら、X-61を敵防衛圏へと派遣。
References:Gremlins Program Demonstrates Airborne Recovery / written by hiroching / edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
フライトテストの機体は、ダイネティクス社が開発するドローン「X-61 グレムリン」。
2機のX-61が投入され、自律的な編隊飛行と安全性がチェックされた後、空中でC-130輸送機に格納された。
X-61のプログラム責任者ポール・カルホーン中佐は、「今回の成功は長年の努力の結晶です。安全かつ信頼性の高い空中回収が実現できることを実証しました」と語る。
輸送機からの空中回収に初成功 フライトテストは、10月29日にユタ州ダグウェイ実験場で行われた。
動画では、C-130輸送機後部の貨物ドアから空中給油機のようなアタッチメントが下され、X-61無人航空機(ドローン)をドッキング・回収する様子が映されている。
[動画を見る]
DARPA Gremlins Program Demonstrates Airborne Recovery
アタッチメントと見事ドッキングしたX-61は、ぐるっと翼を回転させて収納し、ミサイルのような姿になってC-130に回収される。
[画像を見る]
2機の内1機は事故で破損 この実験では、2機のX-61で計4回のフライトが行われ、機体の性能や接触部位の影響など、各種データが集められた。
なお動画では鮮やかな空中回収シーンしか確認できないが、1機は事故で破損したとのことだ。
カルホーン中佐は「空中回収は複雑な作業です」と述べ、「しばし今回の成功を味わってから、またデータ分析に戻って、次のステップを決めるつもりです」と、今後について説明している。
[画像を見る]
敵防衛圏外からミッションを遂行 X-61無人航空機はセンサー・電子戦システム・武装といった装備を搭載したまま、各種航空機から出撃することを念頭に開発が進められている。
今回のような空中回収を確実に行えるようになれば、UAVの行動範囲と可能性が飛躍的に向上する。
有人プラットフォームは安全な場所にいながら、X-61を敵防衛圏へと派遣。
帰還した機体を空中で回収・補給して、24時間以内に次のミッションへ再出撃。そんな恐るべき波状攻撃が可能になる。
References:Gremlins Program Demonstrates Airborne Recovery / written by hiroching / edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
編集部おすすめ