イギリスのRSPCA(英国動物虐待防止協会)に保護されたその猫は、人間との接触を好まず、他の猫とも仲良くすることができなかったために、何度も施設に戻され、このままでは飼い主を見つけることは難しいとされていた。
しかし、3度目にしてついに猫は永遠の家を見つけることができた。
酪農を経営している女性に引き取られた猫は、厩舎の牛たちと意気投合。現在は、広々とした敷地内で自由なライフスタイルを満喫しているという。
人間や他の猫に馴染めず、何度も施設に出戻っていた黒猫 黒猫のデイジーは、子猫の時にノッティンガムシャーのラドクリフ・オン・トレントにあるRSPCA(英国動物虐待防止協会)に預け入れられ、その後引き取り先が見つかったが、わずか4週間後に再び施設へと戻ってきた。
生後7か月に達する前に既に2度も施設へと戻される事態になったデイジーは、どの家に引き取られても、飼い主や他の猫に懐かず、接触を好もうとしない性格から飼い続けるのは困難と判断されてしまったのだ。
RSPCAラドクリフ・アニマルセンターのマネジャー、エラ・カーペンターさんは、このように語る。
こうした猫は、様々な背景を持っている場合が多いです。例えば、子猫の時から社交的ではない環境で育つと、人との接触を好まず、飼い主との適切な相互作用を築くことができません。デイジーのことを“中間者”と呼ぶカーペンターさんは、そうした環境こそデイジーが必要としているのではないかと思っていた。
そのため、予測不可能な人間の行動を脅威とみなし、不安になり歓迎されていないと思うことがあるのです。
でも、多くの中間者(in-betweeners)は、食べ物や避難所があり、一定の距離を置いて世話をしてくれる人がいて、自由に歩き回れるライフスタイルを好みます。
それに当てはまる適切な環境は、厩舎や農場、広々とした庭園です。
そして、偶然にもデイジーにぴったりの引き取り手が現れた。
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酪農家の飼い主と出会ったデイジー、牛たちとも仲良しに レスターシャー州のメルトン・モーブレーで酪農を経営しているルース・グライスさんは、デイジーが過去の引き取り先にデイジーが馴染めなかったことを承知したうえで、デイジーを引き取った。
グライスさんは、人間との接触を好まないデイジーと触れ合いを持つことをあまり期待することなく、厩舎にいる数頭の子牛たちとデイジーを初対面させてみた。
すると、デイジーは興味を示したのだ。子牛たちもデイジーを受け入れ、両者は時を置かずしてベストフレンドになったという。
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今デイジーは、牛たちがいる厩舎で、複数の牛たちと干し草に囲まれながら一緒に眠る毎日を過ごしている。
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デイジーは、新しい環境にもすっかり落ち着いて、暖かな居場所を見つけて、とても幸せそうにしています。時間はかかったが、ようやく永遠の家を見つけることができたデイジー。
私にもフレンドリーで、抱っこさせてくれたり撫でさせてくれたりしますよ。
「このままでは新たな飼い主を見つけることが困難かもしれない」と心配していたRSPCAのカーペンターさんも、ようやく幸せを掴んだデイジーに心から安堵しているようだ。
written by Scarlet / edited by parumo
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