誰もいないように見えるけど...トラックの死角の恐ろしさ
 車の死角には危険が潜んでいる。特にトラックのような車高の高い車の場合、死角は広範囲にわたる。
左右のドアミラーやバックミラーからは見えなくても、そこには、人や物が潜んでいる場合があるのだ。

 この映像は、トラックの死角に潜む危険を表したものだ。一見まわりには誰もいないように見えるけど、実際には大勢の人がすぐ近くにいることがわかる。

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Mefiez-vous des angles morts, ils portent tres bien leur nomトラックの死角は広範囲にわたる 車のドライバーからはどうしても見ることのできない範囲を「死角」という。

 フランスの交通安全協会がYoutubeに投稿した映像には、トラックの死角に潜む危険性が良くわかる内容となっている。

 ドライバーの目線でみると前方には誰もいないように見える

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 ところが、目の前の横断歩道には小さな子供がしゃがんでいたのだ。

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 さらに左サイドミラーには誰も映っていないが

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 実際にはこんなにも人が

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 右サイドミラーにも誰も映っていない

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 だが実際には...

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 黄色の部分はトラックの運転席からの死角となり、この映像の場合、20人以上がそこに潜んでいたことがわかる。

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車の死角には注意しよう! 車の構造上、ドライバーの左右斜め前と後ろ部分が死角となり見えないことがある。また車がカーブや右左折で進行する際、前輪が通ったところよりも後輪は内側を通る「内輪差」も発生する。

 特に大型車では内輪差が大きくなり十分離れていたのに巻き込まれてしまうという事故が起きる。

 他にも対向抗右折車がいるとその工法が死角となったり、見通しの悪い交差点やカーブでは高い建物が死角となる。

 ドライバーはミラーだけでなく目視で安全確認を徹底し、徐行や一時停止する等注意が必要だ。
また、歩行者や自転車は車の死角に入らないよう注意しよう。

追記:(2021/11/30)本文を一部訂正して再送します。

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