現在、コロナの感染拡大による世界的な経済的打撃から回復を図ろうとする国の多くが、高まる需要に対する供給不足により、商品やサービス価格が上昇するというインフレ状態が加速している。
そんな中、英誌Economist(エコノミスト)が2021年度の「世界で生活費が高い都市ランキング」を発表。世界の173都市の中で日本の大阪が10位にランクインした。1位になったのは、イスラエルの都市だ。
イスラエルのテルアビブが1位 英誌Economist(エコノミスト)の調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、30年以上前から世界各都市を調査し、生活費が高い都市ランキングを行っている。2021年度版は12月1日に発表となった。
今年は、去年より40多い世界173の都市を比較。各都市の商品やサービス価格を調べ、米ドルに換算した上で指数化したところ、最もインフレが進み、物価が高騰している都市は、イスラエルのテルアビブとなった。
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Worldwide Cost of Living 2021
去年の調査では5位だったテルアビブは、今年はインフレの影響で食料品が10%の価格上昇となり、アルコールや原油価格も高騰しているという。
テルアビブのロン・フルダイ市長は、メディアの取材で次のように述べている。
EIUの調査には含まれていませんが、テルアビブは現在不動産価格の上昇により、市が「爆発」に向かっているといっても過言ではありません。EIUの8月と9月に収集したデータによると、平均価格が現地通貨ベースで3.5%上昇したことが明らかになっている。これは、過去5年で記録された最速のインフレ率だそうだ。
イスラエルの国全体がより高騰するのと同じように、テルアビブも物価が上昇していくことでしょう。
根本的な問題は、都市の生活費が高すぎてもイスラエルにはイギリスやアメリカのように代替の大都市圏がないことです。
アメリカに はニューヨーク、シカゴ、マイアミなどがあり、イギリスにはグレーターロンドン、マンチェスター、リバプールがあります。大都市で暮らしにくければ、別の都市に移動する選択がありますが、イスラエルにはないのです。
調査対象の都市では、ガソリン1リットルのコストが平均21%も上昇するなど、原油価格の高騰が著しいという。
大阪が10位にランクイン 昨年の調査では、首位にフランスのパリとスイスのチューリヒが並んでいたが、今年はパリがシンガポールとともに2位、チューリヒは4位に下がっている。また、日本の大阪が10位にランクインした。Tel Aviv named as the world's most expensive city to live in after surging inflation pushes up living costs globally pic.twitter.com/wbl4VOeude
— TRT World Now (@TRTWorldNow) December 1, 2021
10位までのランクは下記の通り。
1位:テルアビブ(イスラエル)一方、生活費が最も安い都市は、去年と同じく、戦争で荒廃したシリアの首都ダマスカスだった。
2位:パリ(フランス)
2位:シンガポール
4位:チューリヒ(スイス)
5位:香港(中国)
6位:ニューヨーク(アメリカ)
7位:ジュネーブ(スイス)
8位:コペンハーゲン(デンマーク)
9位:ロサンゼルス(アメリカ)
10位:大阪(日本)
ちなみに、今年「最も住みやすい都市」のトップになったのは、ニュージーランドのオークランドだったようだ。
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The Global Liveability Index 2021: How the Covid-19 pandemic affected liveability worldwide
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