脱走を図ったのは、中国、北京市の「北京動物園」で飼育されているオスのジャイアントパンダ、萌蘭(モンラン)だ。
モンランは自力で2メートルの柵を乗り越え、飼育ブースの外にある別のエリアに侵入を果たした。まさか脱走するとは動物園側もびっくりだったようだ。
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Panda Meng Lan 's "prison break" at the Beijing Zooパンダ、この支配からの卒業 12月15日11時半頃、北京動物園で飼育されているオスのジャイアントパンダ、萌蘭(モンラン)6歳が脱走を図った。
飼育ブースをかこっている高さ2メートルの柵をよじ登りはじめた。もっちりとした体を揺らしながら策を乗り越えようとするその姿を見た来園客は、最初は遊んでいるだけかと思ったそうだが、柵の上にたどり着いたあたりから、ガチの脱走であることがわかったようだ。
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モンランは柵を乗り越え、見事隣のエリアへの侵入を果たした。
モンランの脱走の手口はこうだ。
遊ぶための赤いボールを踏み台にし、配管を伝って下側にあるガラスの塀を登り、上側の柵を自力でよじ登った。
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頭脳派モンランによる道具をうまく使っての脱走は見事成功。
だが、柵を乗り越えてどり着いた場所と来園客の間にも塀があり、モンランは来園者のいる外にでることはなかったようだ。
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来場客らは最初は驚いたものの、めったに見ることができない、レアなパンダの脱走劇に歓喜し、逃げるどころかスマホで撮影をしまくった。
2015年7月に四川省の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で生まれたモンランは、2017年10月に北京動物園での一般公開が始まった。以降同園で人気のアイドル的存在となっている。
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職員が餌を使って飼育ブースに誘導 最終的にモンランは、職員らがエサをつかって誘導し、飼育ブースの中に戻っていった。今回の脱走が計画的犯行なのかどうかはちょっとよくわからない。
動物園側によると、ジャイアントパンダはもっちり体系ではあるが、意外と身軽で知能も高いという。実際に高い木に登るパンダの姿も確認されている。
園側は二度と「モンランの大冒険」が起きないよう、飼育スペースの改造工事を行う予定だそうだ。あとあれだな、パンダ脱走に備えての訓練とかもやっといた方がいいかもな。
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