キツネも個性豊かで十狐十色。同じ角度で撮影したモンタージュ写真
image credit:Roeselien Raimond / Instagram

 人間、猫や犬と同様キツネだって個体差がある。ぱっと見るとその差はわからないかもしれないが、同じ角度、同じ距離で撮影すればその差は歴然。


 オランダの自然写真家、ローゼリアン・レイモンド氏は野生のキツネを長年撮影しており、今では人と同じように簡単に見分けがつくという。

 それは、毛皮の色や長さは、目の形、鼻の長さ、耳の丸み、輪郭といった外見的なものだけでなく、仕草や表情の作り方、動き方の癖など、どれ1つとしておなじ個体は存在しないのだそうだ。みんな違ってみんな良いのだ。

みんな違ってみんないい!64のキツネの顔 10年以上野生のキツネの写真を撮り続けているローゼリアン・レイモンド氏は、これまで撮影してきた64のキツネたちの違いが簡単に比較できるようにすべてのキツネを同じ角度から撮影し、それらを並べたモンタージュ写真を作り上げた。

  人間と同じようにキツネははそれぞれ独自の顔を持っている。顔には内面が現れるというがキツネも同様で、その個性が表情に現れている。

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 多くのキツネと接する機会がないかぎりその違いはわからないだろう。ライモン氏は日々キツネたちを観察し続けることで、今ではキツネの違いはすぐにわかるようになったそうだ。

 沿岸地域に住むキツネは森のキツネとは異なって見える。毛並みはもちろん、目の色も大きさも違うし、ヒゲの長さも、頬の白さも異なる。丸っぽい顔の子もいれば面長の子もいる。毛づくろいが好きかどうかで毛並みも変わって来る。


 いくつかの似たグループには分類できるが、どれ1つとして同じ顔はないという。[画像を見る] [画像を見る] [画像を見る]  レイモンド氏の撮影した写真はInstagram『roeselienraimond』、Facebook『Roeselien Raimond Photography』で見ることができる。[画像を見る] [画像を見る]  また、これらの美しい写真はウェブショップでプリントとして入手することも可能だ。

FINE ART PRINTS | Roeselien Raimond Nature Photography

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