草むらに捨てられた赤ちゃん、野良犬の親子に温められ生きて発見される
image credit:संजय ठाकुर/Twitter

 インドのある村で、草むらに遺棄されていた生後間もない赤ちゃんが、奇跡的に生存した状態で発見され、保護された。

 赤ちゃんは、野良犬の親子に温められていたことで、寒い夜を凌ぎ、生き延びることができたようだ。


 現在、赤ちゃんは児童保護施設に預けられており、警察では赤ちゃんを遺棄した人物の捜査を行っているという。『Metro』などが伝えた。

へその緒がついたままの赤ちゃんが草むらで発見 12月中旬、インドのチャッティースガル州ムンゲリ地区の村で、生まれて間もないとみられる新生児が草むらの中から見つかった。

 発見したのは、地元の代表マンナラル・パテルさんとそのグループで、午前11時頃に村の雑用に向かっている途中、茂みの中から赤ちゃんのような泣き声が聞こえてくることに気付いた。

 そこでパテルさんたちが茂みを覗いたところ、何も着せられておらず、へその緒がついたままの状態の女児がいたという。

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野良犬の母子が赤ちゃんを寒さから守っていた? 12月になると夜は気温が下がり、新生児が外で生き延びられる可能性は低い。しかし、赤ちゃんの周りには野良犬の母子がおり、まるで赤ちゃんを寒さから守っているようだったという。

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 パテルさんから連絡を受けた警察は、女児をすぐに地元の病院へと搬送。診察を受けたところ、無傷で健康状態も問題ないことがわかった。
赤ちゃんが凍える寒さの中、一晩生き延びることができたのは奇跡です。しかも、寄り添っていた犬は野良犬なので凶暴になる可能性もあります。生存できたのは本当に幸運だったとしか言いようがありません。
(パテルさん)
 その後、女児は児童保護団体「Childline Project」に託され、アカンクシャと名付けられた。

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 現在、警察は女児を遺棄した人物を捜査中ということだ。

written by Scarlet / edited by parumo

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