
欧米では、毎年クリスマス時期になると「いかにも」なクリスマス仕様のデザインが施された服が飛ぶように売れる。お祝いムードを楽しむためにこういった服を着ることが習慣になっているのだ。
通常、クリスマス仕様のセーターやスウェットなどは、エルフやサンタ、雪の結晶などが定番だ。ところが、雪の結晶をデザインしたはずなのに、あまりにアレがアレすぎて、いちもつライクになってしまったセーターが発生。
このままでは売るに売れないと、卸売業者は、余った在庫を買い取って格安で販売する業者に買い取ってもらったという。
雪の結晶の内部がいちもつに見えるセーター イギリス・ドーセット州プールに拠点を置いて、通販で卸売り販売業を行うカール・バクスターさん(45歳)は、売れ残った商品を格安で大量購入し、それを通販で安く販売している。
12月初め、カールさんはある供給業者からいわくつきのクリスマスセーターについての連絡を受けた。
そのクリスマスセーターは、ジョン・トーマスさんというイギリス人デザイナーが手掛けたもので、水色の生地に白の雪の結晶が大きくデザインされてある。
しかし、その結晶の内部は大人ビジョンで見ると、アレにしかみえない。いや子供の方がアレだと騒ぎだすかもしれない。
供給業者によると、やはりそういう指摘があったため、店頭販売するのを避けることを余儀なくされたという。
すでに大量生産されてしまったいちもつライクなクリスマスセーター。さあどうするか?そこで、カールさんに声がかかったのだ。Childish I know, but this did give me a giggle this morning. And we all need one of those! x
— Jo Hemmings (@TVpsychologist) December 14, 2021
Designer accidentally creates a VERY rude Christmas jumper https://t.co/mfVOBQWoPh via @Femail
カールさんは在庫を買い取ることを承諾。1000着仕入れて、自身の通販サイト『Wholesale Clearance UK』で販売することにした。
逆にそれを逆手にとって、やらかしちまった(COCK UP)セーターとして販売したのだ。ちなみに今ならお値段は1着1700円とお買い得だ。
SNOWFLAKE 'COCK UP' CHRISTMAS JUMPER
[画像を見る]
利益の一部は前立腺癌をサポートする慈善団体に寄付 デザインがデザインだけに、その収益の一部は前立腺癌をサポートする慈善団体『Prostate Cancer UK』に寄付することに決めたそうだ。
クリスマスセーターは、もともとバカバカしいようなデザインが多いので、このセーターもジョークとして受け取ってもらえたらと思います。目立つという点では、どのセーターにも負けていないでしょう。残念ながら去年のクリスマス前に完売とはならず、年が明けた現在も、2022年用にと購入する消費者を狙ってか販売は続いているようだ。
少しでも多く販売できて、前立腺癌の研究費用のために資金を提供し、この病気への認識を高めることができれば、と望んでいます。
ということで、おひとついかがでしょう?
written by Scarlet / edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』