
アイスランドでは2009年10月末、深刻な金融危機のあおりを受け、同国で運営されていたマクドナルド、全3店舗が閉鎖した。
マクドナルドの閉店前日、チーズバーガーとフライドポテトを購入した住人がいた。だがうっかり食べ忘れてしまい、4年後にガレージで発見。腐ることなく、カビも生えることなく状態は良好だったそうだ。
事実上これが、アイスランドに現存する最後のマクドナルド商品である。そう思った購入者は、アイスランド国立博物館に寄贈することに。
1年間博物館に展示された後、これらのチーズバーガーとフライドポテトは同国のホステルに移され、「国の歴史的遺物」として展示されている。12年経った今でもその状態は保たれたままだそうだ。
食べ忘れていたチーズバーガーとフライドポテトを4年後に発見 2009年、アイスランドのマクドナルドが全店閉鎖する前日、ヒェルトゥル・スマラソンさんは、チーズバーガーとフライドポテトを購入したが、うっかり食べるのを忘れてしまっていたという。
約4年後の2012年、スマラソンさんは引っ越しのための荷造りをしていた時に、ガレージでマクドナルドの袋を見つけた。中には、4年前に買ったチーズバーガーとポテトがそのままの状態で入っていた。
ねずみに齧られることもなく、カビも全く生えておらず、腐ってもいないバーガーとポテトの状態にびっくりしたというスマラソンさん。
事実上、このバーガーとポテトは、アイスランドに残る最後のマクドナルド食品となるはずだ。ということは国の歴史的遺物となるはずだ。
そう思ったスマラソンさんは博物館に寄付することを思いついた。[画像を見る] 国立博物館に寄贈され、その後ホステルで展示 スマラソンさんはすぐにアイスランド国立博物館に連絡し、これらのチーズバーガーとフライドポテトを寄贈し、同博物館に1年間展示された。
しかし、博物館側は、このまま展示を続けていくことで腐敗し、分解されてしまうことを恐れ、商品をスマラソンさんに戻した。
その後商品は、スマラソンさんの知人が経営するホステル「スノトラ・ハウス」に展示してもらうことにしたという。[画像を見る] 12年経った今でも変わらない姿を保つ そして12年経った今も、スマラソンさんの食べ損ねたセットは、ほぼ当時のままの状態でスノトラハウスにて展示されているという。
ちなみに、マクドナルド側は「水分が取り除かれたことで食品が分解されずに保たれただけであり、強力な防腐剤を使用しているなどといったことはありません」と説明している。[画像を見る] 12年経った現在でも、パンにしわが寄っている程度で見た目があまり変わらないチーズバーガーとフライドポテト。
アイスランドは寒いところだから、フリーズドライみたいなことになっていたのだろうか?だとすると、きちんと保存すれば当分もちそうだ。
またマクドナルドがアイスランドに出店するまでは、これが同国に現存する最後のマクドナルド商品。そう思ってみると感慨深いものがあるな。
[動画を見る]
written by Scarlet / edited by parumo
追記:(2022/02/03)本文を一部訂正して再送します。
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
マクドナルドの閉店前日、チーズバーガーとフライドポテトを購入した住人がいた。だがうっかり食べ忘れてしまい、4年後にガレージで発見。腐ることなく、カビも生えることなく状態は良好だったそうだ。
事実上これが、アイスランドに現存する最後のマクドナルド商品である。そう思った購入者は、アイスランド国立博物館に寄贈することに。
1年間博物館に展示された後、これらのチーズバーガーとフライドポテトは同国のホステルに移され、「国の歴史的遺物」として展示されている。12年経った今でもその状態は保たれたままだそうだ。
食べ忘れていたチーズバーガーとフライドポテトを4年後に発見 2009年、アイスランドのマクドナルドが全店閉鎖する前日、ヒェルトゥル・スマラソンさんは、チーズバーガーとフライドポテトを購入したが、うっかり食べるのを忘れてしまっていたという。
約4年後の2012年、スマラソンさんは引っ越しのための荷造りをしていた時に、ガレージでマクドナルドの袋を見つけた。中には、4年前に買ったチーズバーガーとポテトがそのままの状態で入っていた。
ねずみに齧られることもなく、カビも全く生えておらず、腐ってもいないバーガーとポテトの状態にびっくりしたというスマラソンさん。
まだ食べられるのでは?と思ったほどだが、購入から4年もの月日が経っているため、さすがに食べるわけにはいかない。True Life: Iceland's Famous 12-Year-Old Big Mac. https://t.co/Z4jRTI0MrC
— Nerdist (@nerdist) February 1, 2022
事実上、このバーガーとポテトは、アイスランドに残る最後のマクドナルド食品となるはずだ。ということは国の歴史的遺物となるはずだ。
そう思ったスマラソンさんは博物館に寄付することを思いついた。[画像を見る] 国立博物館に寄贈され、その後ホステルで展示 スマラソンさんはすぐにアイスランド国立博物館に連絡し、これらのチーズバーガーとフライドポテトを寄贈し、同博物館に1年間展示された。
しかし、博物館側は、このまま展示を続けていくことで腐敗し、分解されてしまうことを恐れ、商品をスマラソンさんに戻した。
その後商品は、スマラソンさんの知人が経営するホステル「スノトラ・ハウス」に展示してもらうことにしたという。[画像を見る] 12年経った今でも変わらない姿を保つ そして12年経った今も、スマラソンさんの食べ損ねたセットは、ほぼ当時のままの状態でスノトラハウスにて展示されているという。
ちなみに、マクドナルド側は「水分が取り除かれたことで食品が分解されずに保たれただけであり、強力な防腐剤を使用しているなどといったことはありません」と説明している。[画像を見る] 12年経った現在でも、パンにしわが寄っている程度で見た目があまり変わらないチーズバーガーとフライドポテト。
アイスランドは寒いところだから、フリーズドライみたいなことになっていたのだろうか?だとすると、きちんと保存すれば当分もちそうだ。
またマクドナルドがアイスランドに出店するまでは、これが同国に現存する最後のマクドナルド商品。そう思ってみると感慨深いものがあるな。
[動画を見る]
written by Scarlet / edited by parumo
追記:(2022/02/03)本文を一部訂正して再送します。
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
編集部おすすめ