
アメリカに住む8歳の少年が、自作の絵本を作り、こっそりと地元の図書館の棚にこっそり置いた。自分の作った作品をみんなに見てもらいたかったようだ。
その絵本に気付いた図書館員らは、少年の微笑ましい行動と作品に感動し、許可を得て図書館で貸出しすることに。
するとたちまち大人気となり、今では55人もの順番待ちが発生しているという。
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Boise eight-year-old kid hides self-made book on library shelf自作の絵本をこっそり図書館に置いた8歳少年 アイダホ州ボイジーに住むディロン・ヘルビッヒ君(8歳)は、去年の11月中旬に、赤い表紙のノートに色鉛筆でイラストを描いた物語を完成させた。
本のタイトルは、『ディロン・ヘルビッヒのクリスミスの冒険(The Adventures of Dillon Helbig’s Crismis)』だ。
その内容は、クリスマスツリーにつけた星が爆発して、そこから起こる冒険の物語や、最初の感謝祭や北極にタイムトラベルした物語など全81ページに及び、表紙には「ディロン・ヒズ・セルフ(Dillon His Self)」と署名まで記されてある。
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描き終えた後、この物語をみんなにも読んでもらいたいと思ったディロン君は、いつもよく訪れる地域の図書館「エイダ・コミュニティ・ライブラリ」のヘーゼル湖支部へ祖母と行った時、思い切った行動に出た。
本の表紙部分を手で隠し胸に抱え込むようにして、ディロン君は職員の目を盗んで物語の本が並ぶ本棚へと素早く移動。そして、並んである本の中に自作の本をこっそり滑り込ませると、黙って帰宅したのだ。
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ディロン君の自作の本が図書館職員の目に留まり思わぬ展開に 後日、ディロン君からこのことを打ち明けられた母のスーザンさん(41歳)は驚き、数日後に一緒に図書館へ出向いた。
しかし、そこに置いたはずの本はなかった。そこで、スーザンさんが図書館職員に尋ねてみると、意外な返答があったという。
図書館長のアレックス・ハートマンさんは、スーザンさんとのやり取りを後のメディア取材でこのように話している。
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誰かの自作の本が棚に並べられていたことを知ったハートマンさんは、本を家に持ち帰って、6歳の息子に読み聞かせたそうだ。
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本は大人気となり順番待ちが発生 その後、ディロン君の本は大人気となり、貸し出しの順番待ちが発生するほどになった。
1月末の時点で、55人もの順番待ちがあることを知ったスーザンさんは、驚きを隠せない。
通常、本の貸し出しにおいて、その本が人気で貸し出しの長い順番待ちが発生する場合は、図書館側はコピー本を購入するが、ディロン君の本は唯一無二のもので、それが不可能だ。
そのため、現在図書館側は、スーザンさんとデジタルコピーの作成について話し合いを進めているという。
なお、今回ディロン君は、図書館のフクロウのマスコットキャラクターにちなんで名付けられた最優秀若手小説家として、Whoodini賞を今回受賞した。
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文字通り、先鋭の最年少小説家は、既に次の物語作成に取り掛かっていることを明かしており、「今度は、グリンチからの訪問とか、僕の犬ラスティも出てくるんだ。幼稚園の時に起こった出来事からヒントを得て、上着を食べてしまうクローゼットの話なんかも書いているよ」と意欲満々に語っている。
References:'I always be sneaky': Boise eight-year-old hides book at library | ktvb.com / written by Scarlet / edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。
その絵本に気付いた図書館員らは、少年の微笑ましい行動と作品に感動し、許可を得て図書館で貸出しすることに。
するとたちまち大人気となり、今では55人もの順番待ちが発生しているという。
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Boise eight-year-old kid hides self-made book on library shelf自作の絵本をこっそり図書館に置いた8歳少年 アイダホ州ボイジーに住むディロン・ヘルビッヒ君(8歳)は、去年の11月中旬に、赤い表紙のノートに色鉛筆でイラストを描いた物語を完成させた。
本のタイトルは、『ディロン・ヘルビッヒのクリスミスの冒険(The Adventures of Dillon Helbig’s Crismis)』だ。
その内容は、クリスマスツリーにつけた星が爆発して、そこから起こる冒険の物語や、最初の感謝祭や北極にタイムトラベルした物語など全81ページに及び、表紙には「ディロン・ヒズ・セルフ(Dillon His Self)」と署名まで記されてある。
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描き終えた後、この物語をみんなにも読んでもらいたいと思ったディロン君は、いつもよく訪れる地域の図書館「エイダ・コミュニティ・ライブラリ」のヘーゼル湖支部へ祖母と行った時、思い切った行動に出た。
本の表紙部分を手で隠し胸に抱え込むようにして、ディロン君は職員の目を盗んで物語の本が並ぶ本棚へと素早く移動。そして、並んである本の中に自作の本をこっそり滑り込ませると、黙って帰宅したのだ。
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ディロン君の自作の本が図書館職員の目に留まり思わぬ展開に 後日、ディロン君からこのことを打ち明けられた母のスーザンさん(41歳)は驚き、数日後に一緒に図書館へ出向いた。
しかし、そこに置いたはずの本はなかった。そこで、スーザンさんが図書館職員に尋ねてみると、意外な返答があったという。
図書館長のアレックス・ハートマンさんは、スーザンさんとのやり取りを後のメディア取材でこのように話している。
ディロン君のお母さんは、棚から消えていた息子の大切な本が、職員に発見され、忘れ物のコーナーに置かれたのではと思ったようです。
でも、そこになかったので、私たち職員が本を処分してしまったのではないかと、とても心配されていました。
しかし、彼の本は排除するにはあまりにも特別過ぎました。
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誰かの自作の本が棚に並べられていたことを知ったハートマンさんは、本を家に持ち帰って、6歳の息子に読み聞かせたそうだ。
私の息子は、今まで読んだ絵本の中で一番面白かったと答えました。少年の本は公式に図書館で貸し出されることに 図書館側は、本にバーコードを貼り付けて貸し出す許可をディロン君に求めた。もちろん、ディロン君は大喜びで承諾した。
ディロン君は、自信に満ち溢れ、とても心優しい少年です。自己宣伝などではなく、純粋に誰かと物語を共有したかったことがわかりました。物語を他の人にも楽しんでもらいたかったのでしょう。
私たちは、彼の本が非公式であっても、読むのが楽しい作品であるという点で、図書館のコレクションの選択基準を十分に満たしていると思いました。
息子は、いつも想像力がたくましく、私や夫を物語の話で楽しませてくれます。今回、息子がしたことが、結果的に良い方向に進んだことをとても嬉しく思います。(スーザンさん)
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本は大人気となり順番待ちが発生 その後、ディロン君の本は大人気となり、貸し出しの順番待ちが発生するほどになった。
1月末の時点で、55人もの順番待ちがあることを知ったスーザンさんは、驚きを隠せない。
通常、本の貸し出しにおいて、その本が人気で貸し出しの長い順番待ちが発生する場合は、図書館側はコピー本を購入するが、ディロン君の本は唯一無二のもので、それが不可能だ。
そのため、現在図書館側は、スーザンさんとデジタルコピーの作成について話し合いを進めているという。
私たち職員は、子供たちが自分の物語を書き、それを他の人と共有するためのインスピレーションを見つけることを望んでいます。同図書館では、本の貸し出しは1人最大4週間可能ということだが、ディロン君の本においては長い順番待ちがあるため、「後に待っている人のことを考慮して頂けたら」と話している。
他の子供たちとシェアすることは、いいデモンストレーションになるでしょう。(ハートマンさん)
なお、今回ディロン君は、図書館のフクロウのマスコットキャラクターにちなんで名付けられた最優秀若手小説家として、Whoodini賞を今回受賞した。
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文字通り、先鋭の最年少小説家は、既に次の物語作成に取り掛かっていることを明かしており、「今度は、グリンチからの訪問とか、僕の犬ラスティも出てくるんだ。幼稚園の時に起こった出来事からヒントを得て、上着を食べてしまうクローゼットの話なんかも書いているよ」と意欲満々に語っている。
References:'I always be sneaky': Boise eight-year-old hides book at library | ktvb.com / written by Scarlet / edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。
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