民家のドアの前にうずくまっていた謎生物の正体が判明
image credit:Wildlife Works-Mount Pleasant/Facebook

 アメリカのペンシルベニア州の民家の地下室のドアの前で、謎生物がうずくまっていた。ほとんど体毛がなく、犬のようにも見える。


 住人は当局に連絡し、救助を求めた。このニュースはアメリカでちょっとした話題になり、生物の正体について様々な憶測が出たが、血液サンプルを採取して、DNA検査を行ったところその正体が判明した。

 だが、検査の結果が出る間に治療を施していたところ、その動物は逃げてしまったという。

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Mystery Animal Rescued In Pennsylvania体毛の抜け落ちた謎の生物が民家で発見される 1月17日の週初め、ペンシルベニア州フェアフィールド・タウンシップに住むクリスティーナ・イースさんは、自宅のドア前に動物の足跡がついているのを発見し、家の周りを追跡した。

 すると、地下室のドアの外に、体毛がほとんど抜け落ちた、イヌ科のような謎の生物がうずくまっていた。

 イースさんは、その生物がとても怯え、寒さで震えていることに気付き、助けてあげたいと思い、元の動物保護施設『Tj’s Rescue Hideaway』へと連絡した。

 事情を聞いた同施設は、その後野生生物救済団体『Wildlife Works Mount Pleasant』へと連絡。担当者がクリスティーナさんの自宅へ駆け付けた。

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DNA検査でコヨーテと判明するも、逃げ出して行方不明に Wildlife Works Mount Pleasantの担当者モーガン・バーロンさんは、保護したその動物が非常に臆病で、まったく攻撃的ではないことから、犬の可能性が高いかもしれないと思ったという。

 施設に連れ帰られたその動物から血液サンプルを採取し、遺伝子検査を行うことにしたが、結果が数週間先になるため、ひとまず施設内で動物の毛包虫症(ダニなどによる炎症)の治療を施し、世話をしていた。

 ところが、ある日ケージのシールを噛み切って、その動物は施設から逃げ出してしまった。

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 同施設のFacebookでは、2月14日にDNA検査の結果が出て、動物は100%コヨーテだと判明したことがシェアされているが、以来そのコヨーテは発見されていないままだという。


 見たところ疥癬も患っていそうな感じもするし、無事だといいんだけど。

written by Scarlet / edited by parumo

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