もしも世界に存在する核兵器を全部同時に爆発させたらどうなるのか？

　「世界中の核兵器を全部同時に爆発させたらどうなっちゃうの？」そんな疑問を持ったことがあるだろうか？そしてそれはこの地球で絶対に起こしてはならないことだ。

　だがロシアがウクライナに侵略したことで、核戦争がリアリティのあるものになってしまった。第三次世界大戦の可能性さえ示唆するメディアもある。

　この事態がどんどんエスカレートして、本当に地球上の核兵器が同時に使われるようなことになったら....

　それをシミュレーションした動画がYoutubeに公開されている。

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一度に全ての核爆弾を爆発させたらどうなるか?

　Youtubeの字幕設定をオンにし「日本語」を選択すれば日本語で見ることができる。この動画はたった2日で500万回も視聴された。それほど世界が緊迫しているということだろう。

　以下は忙しい人の為に、8分の動画のポイントをまとめたものだ。世界には全世界の都市を破壊できるだけの核兵器がある・2019年時点で、地球上には1万5000個の核兵器が存在する。
・地球上には4500の都市（各都市の平均人口10万人）があるが、1都市を破壊するには核弾頭3個で十分。つまり全都市を破壊するには1万3500個の核兵器が必要で、なお1500個が余る。
・1万5000個の核弾頭はTNT爆薬30億トン分に相当。これは記録史上最大級の火山噴火とされる「1883年クラカタウの噴火」で発生したエネルギーの15倍に匹敵する。
・全核兵器が同時に爆発すれば、直径50キロの火球が生まれ、その衝撃波によって半径3000キロ内の何もかもが吹き飛ばされる。
・その爆音は世界中に鳴り響き、圧力波がその後数週間にわたり世界中を駆け巡る。
・キノコ雲は大気圏の果てに達し、宇宙のすぐそばまで迫る。

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・アマゾンの密林に全核兵器を集めて爆発させれば、南米大陸全体を燃やし尽くすほどの火災を発生させる。
・放射線によって爆発半径内にあるあらゆる生き物が死に、数百キロの範囲はもはや人が住めない場所になってしまう。
・アマゾンの熱帯雨林は完全に破壊され、世界中が放射線物質で汚染される。人類が滅亡することはないにしても、しばらくは放射線による病気で苦しむことになるだろう。

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地球上で最大限の核兵器を同時爆発させたら？　この結果は考えられる最悪のものではない。

　動画ではさらにそれを上回る大惨事についても考察している。もしも人類が、地球上のあらゆるウランを採掘し、作ることができる最大限の核兵器を同時に爆発させたらどうなるのだろうか？
・地球には3500万トンのウランが埋蔵されている。これは広島型原爆を100億個作れるだけの量だ。その量をアマゾンの熱帯雨林で一気に起爆させれば、南米の半分の地域で目撃できるほどの爆発が生じる。
・吹き飛ばされた瓦礫の一部は宇宙に到達し、後には直径100キロのクレーターが残される。

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・ほとんどの大型動物が死に、地球全体に火災旋風が起きる。さらに未曾有の巨大地震が世界を襲い、都市を破壊する。
・灰の雲が地球をおおい日光を遮る。核の冬が到来し、その後何十年にもわたり気温は氷点下にまで下がる。

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・地球上の大型動物はすべて絶滅する。たとえ国際宇宙ステーションにいたとしても、爆発で吹き飛ばされる瓦礫によって破壊されるので助からない。
・運よく地下や水中にいたとすれば、少なくとも食料が尽きるまでは生き延びられるかもしれない。
・地球にとっては屁でもない。何百万年か後には回復して再び生命が繁栄するだろうからだ。だがそこに人類はいない。

　と、このように目も当てられない事態が世界を待ち受けている。各国の指導者が目を覚ましてくれるよう祈ろう。

written by hiroching / edited by parumo

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