
アメリカ、フロリダ州の海に現れたのは巨大な水上竜巻だ。英語でいうと「ウォータースパウト」となりちょっとかっこよくなる。
水面上に発生する円柱状の強い渦は触るな危険を通り越して、見るだけで飲み込まれてしまいそうになる。
[画像を見る] フロリダの海に現れた巨大な水上竜巻 8月16日の朝、フロリダ州北西部、パンハンドルにあるデスティン沖の海で巨大な水上竜巻が発生した。
大きく広がる薄暗い雲から一筋の巨大な空気と水蒸気が渦巻いた円柱が海に向かって伸びているのがわかる。雷も発生している。
水上竜巻(ウォータースパウト)は特に亜熱帯で最も多く発生し、フロリダでは世界一の報告数がある。
この時、気象庁は海上警報を発令し、その警報は深夜まで続いた。
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アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、水上竜巻は「フェアウェザー・ウォータースパウト」と「トルネード・ウォータースパウト」の2つに分類されるという。
「トルネード・ウォータースパウト」は水上で発生する竜巻、または陸上から水上へ移動する竜巻で、陸上の竜巻と同じ特徴を持っているそうだ。激しい雷雨と関連しており、強風や海風、大きなひょう、危険な稲妻を伴うという。
一方、「フェアウェザー・ウォータースパウト」は、通常、発達した積乱雲の列の暗い平らな底面に沿って形成されるそうだ。
「トルネード・ウォータースパウト」が雷雨の中で下向きに発達するのに対し、「フェアウェザー・ウォータースパウト」は水面で発達し、上向きに働くという。
今回撮影された水上竜巻は陸地に上陸することなく海岸から遠ざかっていったため、警報は解除されたそうだ。この現象による負傷者は報告されていない。
Facebookには別の角度から撮影した映像が投稿されている。
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References:Videos Show Massive Tornado-Like Waterspout Off Florida Coast / written by parumo
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