
image credit:: NASA/JSC/ASU/Andy Saunders
人類を再び月に送り込むため、NASAは「アルテミス計画」を進めている。その第一弾となるロケットの打ち上げは、燃料漏れなどのトラブルにより2回の延期を余儀なくされている。
だがかつて人類は本当に月面に降り立っていたのだ。1969年7月16日、アポロ11号から切り離された月着陸船が月面に着陸。人類は初めて月の地面を踏んだ。
人類が月に降り立った記録は大量の写真に残されているが、写真修復家のアンディ・サンダース氏は、当時の写真をリマスターし、鮮明によみがえらせた。
リマスターで蘇る、NASAの月面着陸 テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センターには、NASAの歴史的なアポロ月面探査の記録となるオリジナル写真、約35,000枚が、鍵のかかった状態で保管されている。
これらの写真が約50年ぶりにピクセル単位で復元され、これまで見たこともないような象徴的な姿が明らかとなった。
「アルテミス計画」により有人月面着陸を目指すしている今、人類が初めて月面飛行した時のことに思いを馳せても不思議ではない。
写真修復家のアンディ・サンダース氏は、かつてないほど詳細な月面の姿を再現してくれた。
NASAデジタル修復の世界的な第一人者であるサンダース氏は、最先端の技術と技能を駆使して、これまでで最高品質のアポロ写真を作り上げ、豪華な新刊『Apollo Remastered』にまとめた。
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1969年3月のアポロ9号。デビッド・スコット宇宙飛行士にカメラを向けるラッセル・シュワイカート宇宙飛行士 / image credit:NASA/JSC/ASU/Andy Saunders
アポロ16号の宇宙飛行士チャーリー・デューク氏が言うように、これらの写真は、とても50年以上前のこととは思えないくらい、月面飛行の臨場感が伝わってきて、まるで自分がその場にいるような気分になれる。
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1966年11月、ジェミニ12号。
今でも月面にはいくつかの物が残されている。アメリカの星条旗はもちろん、ゴルフボールから家族の写真まで、さまざまなものがある。
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1971年2月、アポロ14号。月を離れる前に着陸地点を撮影するエドガー・ミッチェル宇宙飛行士。画面左上にはゴルフボールが見える / image credit:NASA/JSC/ASU/Andy Saunders
「家族の写真を月面に残すことは、感動的な瞬間でした」と、チャーリー・デューク氏は 1972 年に月に残した家族の肖像画の本の中で述べている。
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1972年4月、アポロ16号。写真の裏面には、"地球から来た宇宙飛行士チャーリー・デュークの家族です。1972年4月、月面に着陸"と書かれている/ image credit:NASA/JSC/ASU/Andy Saunders
オリジナルの写真と並べて比較すると、復元された繊細なディテールに驚かされる
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ニール・アームストロングが月面を歩いた直後のバズ・オルドリンによる写真。彼の目が赤く涙を流し、高揚しているが疲れきっている様子がわかる / image credit:NASA/JSC/ASU/Andy Saunders
50年以上も前に人類はこの偉業を成し遂げていたのだ。
そして半世紀がたち、再び人類が月に降り立つときがやって来た。月に月に降り立つ宇宙飛行士は、かつての宇宙飛行士たちが残した物を発見することができるのだろうか?
月は当時とどれくらい変化していたのだろう?新たな発見はあるのか?いろいろ楽しみだ。
References:Incredible Remastered Apollo Moon Photos Reveal Details Like We’ve Never Seen | IFLScience / written by parumo
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人類を再び月に送り込むため、NASAは「アルテミス計画」を進めている。その第一弾となるロケットの打ち上げは、燃料漏れなどのトラブルにより2回の延期を余儀なくされている。
だがかつて人類は本当に月面に降り立っていたのだ。1969年7月16日、アポロ11号から切り離された月着陸船が月面に着陸。人類は初めて月の地面を踏んだ。
人類が月に降り立った記録は大量の写真に残されているが、写真修復家のアンディ・サンダース氏は、当時の写真をリマスターし、鮮明によみがえらせた。
リマスターで蘇る、NASAの月面着陸 テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センターには、NASAの歴史的なアポロ月面探査の記録となるオリジナル写真、約35,000枚が、鍵のかかった状態で保管されている。
これらの写真が約50年ぶりにピクセル単位で復元され、これまで見たこともないような象徴的な姿が明らかとなった。
「アルテミス計画」により有人月面着陸を目指すしている今、人類が初めて月面飛行した時のことに思いを馳せても不思議ではない。
写真修復家のアンディ・サンダース氏は、かつてないほど詳細な月面の姿を再現してくれた。
NASAデジタル修復の世界的な第一人者であるサンダース氏は、最先端の技術と技能を駆使して、これまでで最高品質のアポロ写真を作り上げ、豪華な新刊『Apollo Remastered』にまとめた。
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1969年3月のアポロ9号。デビッド・スコット宇宙飛行士にカメラを向けるラッセル・シュワイカート宇宙飛行士 / image credit:NASA/JSC/ASU/Andy Saunders
アポロ16号の宇宙飛行士チャーリー・デューク氏が言うように、これらの写真は、とても50年以上前のこととは思えないくらい、月面飛行の臨場感が伝わってきて、まるで自分がその場にいるような気分になれる。
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1966年11月、ジェミニ12号。
宇宙で初めて自撮りをするバズ・オルドリン宇宙飛行士 / image credit:NASA/JSC/ASU/Andy Saunders
今でも月面にはいくつかの物が残されている。アメリカの星条旗はもちろん、ゴルフボールから家族の写真まで、さまざまなものがある。
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1971年2月、アポロ14号。月を離れる前に着陸地点を撮影するエドガー・ミッチェル宇宙飛行士。画面左上にはゴルフボールが見える / image credit:NASA/JSC/ASU/Andy Saunders
「家族の写真を月面に残すことは、感動的な瞬間でした」と、チャーリー・デューク氏は 1972 年に月に残した家族の肖像画の本の中で述べている。
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1972年4月、アポロ16号。写真の裏面には、"地球から来た宇宙飛行士チャーリー・デュークの家族です。1972年4月、月面に着陸"と書かれている/ image credit:NASA/JSC/ASU/Andy Saunders
オリジナルの写真と並べて比較すると、復元された繊細なディテールに驚かされる
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ニール・アームストロングが月面を歩いた直後のバズ・オルドリンによる写真。彼の目が赤く涙を流し、高揚しているが疲れきっている様子がわかる / image credit:NASA/JSC/ASU/Andy Saunders
50年以上も前に人類はこの偉業を成し遂げていたのだ。
そして半世紀がたち、再び人類が月に降り立つときがやって来た。月に月に降り立つ宇宙飛行士は、かつての宇宙飛行士たちが残した物を発見することができるのだろうか?
月は当時とどれくらい変化していたのだろう?新たな発見はあるのか?いろいろ楽しみだ。
References:Incredible Remastered Apollo Moon Photos Reveal Details Like We’ve Never Seen | IFLScience / written by parumo
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