
さすがというか納得というか、スーパーリッチな富豪が集まる国ドバイでは廃車も当然ハイクラス。
砂漠に設けたスクラップ置き場に、灼熱の日差しにさらされてほったらかしの高級車が数千台もあるのだ。
並ぶ車はマニア垂涎のスーパーカーだらけ。いわば「世界最大のスーパーカーの墓場」と化している。
ベンツ、ロールスロイスからフェラーリに至るまで、数千万から億レベルの車が無造作に放置され、砂や錆まみれになりながら解体を待つのみだという。
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Dubai Top-Secret SuperCars Graveyard ( INSANE PRICES )最大3,000台もの超高級車を収容するスクラップ置き場 40度を超える猛暑の中、砂漠のスクラップ置き場で錆びてゆく何千台ものスーパーカー。その大半はスーパーリッチな所有者に捨てられたものだ。
ドバイのスクラップ置き場には最大3,000台もの超高級車が放置されている。その車種はいろいろだが、イタリアのランボルギーニやイギリスのアストンマーティンのスポーツカーは毎年のように並ぶそうだ。
ロールスロイスやフェラーリ、ベントレーやメルセデスなど現役時代にピカピカだった車たちもこの墓場のメンバーだ。
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単純に飽きたり事故や犯罪で放棄されることも これらの高級車が捨てられた事情はいくつかある。
たとえば単純に飽きて捨てられたもの。お金があり過ぎて中古で売るのも面倒な富豪にありがちらしい。
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image credit:RICO X
または事故や犯罪がらみのもの。
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押収車の一部はオークションでパトカーに ドバイでは放置の高級車が見つかるたびに警察が所有者に連絡する。その連絡に15日以内に応じなければその車は広大なスクラップ置き場に捨てられる。
押収車の多くはきわめて状態が良いものを除き屋外に放置で、ドバイの強烈な日差しで塗装もあせて錆びてくるそうだ。
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ただし半年以内に所有者が罰金を払えば車を取り戻すことができる。そして連絡すらもしなかった場合、特に豪華な車だけが安値でオークションにかけられる。
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その一部を当局が購入し、ドバイにあふれるスーパーカーを取り締まるパトカーに改造するそうだ。
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その他の車はいずれ解体され、運が良ければ他の車のスペアパーツになる。世界金融危機で大量のスーパーカーが墓場に スーパーカーの墓場に最も車が集まったのは、約10年前の世界金融危機の頃だ。当時のドバイではなんと2000~3000台もの高級車が一気に放棄されたという。
その頃のドバイの法律は厳しく、ローンが返済できない債務者は窃盗罪と同様の刑務所行きだった。そこで金融危機が起きたため高い車のローンの返済ができず、車そのものを手放す人が続出した。
また空港の駐車場に置き去りにして海外逃亡したり、高級な愛車だけは手放したくない債務者が車ごと逃走することもしばしばあったという。
しかし後に法律が変わり、ローンの不履行のみを理由に懲役刑を科されることはなくなった。だが警察が「放置車両」という名目で比較的きれいな車を押収し、パトカーにするケースもみられるそうだ。
そんな事情から、かつてドバイには放置されたスーパーカーを探す職まであった。雇用主は不明だが、年収およそ500万円に手数料と生活費付きという破格のお仕事だった。
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にしても価値ある高級車がこんなに並ぶスクラップ置き場はドバイ以外にないだろうな。
ただ車マニアを惹きつける伝説のスーパーカーなだけに砂やほこりまみれっていうのもなんだか切ないのう。
【参考】ドバイのスーパーカーの墓場の実情
[動画を見る]
The Real Story Behind The Abandoned Supercars In Dubai
References:thesun / youtube / youtubeなど /written by D/ edited by parumo
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砂漠に設けたスクラップ置き場に、灼熱の日差しにさらされてほったらかしの高級車が数千台もあるのだ。
並ぶ車はマニア垂涎のスーパーカーだらけ。いわば「世界最大のスーパーカーの墓場」と化している。
ベンツ、ロールスロイスからフェラーリに至るまで、数千万から億レベルの車が無造作に放置され、砂や錆まみれになりながら解体を待つのみだという。
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Dubai Top-Secret SuperCars Graveyard ( INSANE PRICES )最大3,000台もの超高級車を収容するスクラップ置き場 40度を超える猛暑の中、砂漠のスクラップ置き場で錆びてゆく何千台ものスーパーカー。その大半はスーパーリッチな所有者に捨てられたものだ。
ドバイのスクラップ置き場には最大3,000台もの超高級車が放置されている。その車種はいろいろだが、イタリアのランボルギーニやイギリスのアストンマーティンのスポーツカーは毎年のように並ぶそうだ。
ロールスロイスやフェラーリ、ベントレーやメルセデスなど現役時代にピカピカだった車たちもこの墓場のメンバーだ。
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単純に飽きたり事故や犯罪で放棄されることも これらの高級車が捨てられた事情はいくつかある。
たとえば単純に飽きて捨てられたもの。お金があり過ぎて中古で売るのも面倒な富豪にありがちらしい。
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image credit:RICO X
または事故や犯罪がらみのもの。
衝突現場に置き去りにされたものや、当局から逃れるため高跳びした犯罪者が乗り捨てていったものなどだ。
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押収車の一部はオークションでパトカーに ドバイでは放置の高級車が見つかるたびに警察が所有者に連絡する。その連絡に15日以内に応じなければその車は広大なスクラップ置き場に捨てられる。
押収車の多くはきわめて状態が良いものを除き屋外に放置で、ドバイの強烈な日差しで塗装もあせて錆びてくるそうだ。
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ただし半年以内に所有者が罰金を払えば車を取り戻すことができる。そして連絡すらもしなかった場合、特に豪華な車だけが安値でオークションにかけられる。
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その一部を当局が購入し、ドバイにあふれるスーパーカーを取り締まるパトカーに改造するそうだ。
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その他の車はいずれ解体され、運が良ければ他の車のスペアパーツになる。世界金融危機で大量のスーパーカーが墓場に スーパーカーの墓場に最も車が集まったのは、約10年前の世界金融危機の頃だ。当時のドバイではなんと2000~3000台もの高級車が一気に放棄されたという。
その頃のドバイの法律は厳しく、ローンが返済できない債務者は窃盗罪と同様の刑務所行きだった。そこで金融危機が起きたため高い車のローンの返済ができず、車そのものを手放す人が続出した。
また空港の駐車場に置き去りにして海外逃亡したり、高級な愛車だけは手放したくない債務者が車ごと逃走することもしばしばあったという。
しかし後に法律が変わり、ローンの不履行のみを理由に懲役刑を科されることはなくなった。だが警察が「放置車両」という名目で比較的きれいな車を押収し、パトカーにするケースもみられるそうだ。
そんな事情から、かつてドバイには放置されたスーパーカーを探す職まであった。雇用主は不明だが、年収およそ500万円に手数料と生活費付きという破格のお仕事だった。
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にしても価値ある高級車がこんなに並ぶスクラップ置き場はドバイ以外にないだろうな。
ただ車マニアを惹きつける伝説のスーパーカーなだけに砂やほこりまみれっていうのもなんだか切ないのう。
【参考】ドバイのスーパーカーの墓場の実情
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The Real Story Behind The Abandoned Supercars In Dubai
References:thesun / youtube / youtubeなど /written by D/ edited by parumo
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