
グリーン・ゴブリン軍団は、2人の女性乗客に殴る蹴るの暴行を加え、携帯電話とハンドバッグを持って現場から逃走。警察はその行方を追っているという。
謎の強盗女集団「グリーンゴブリン」 10月2日午前2 頃、ニューヨーク、タイムズ スクエア近くの地下鉄の車内で緑色の全身タイツを着用した6人組(それ以上いた可能性も)の女集団が暴れまわった。
この時車内にいた、19歳の女性 2人が犠牲となり、繰り返し暴行を加えられている様子が乗り合わせた乗客によって撮影されSNSに投稿された。
被害者はハンドバッグとスマートフォンを奪われ、グリーン・ゴブリン軍団は現場から逃走したという。
集団での暴行窃盗 このとき犠牲となった女性の母親の話によると、「娘はエイリアンに襲われたと言っているわ。何を言っているか最初はわからなかったの」とニューヨークポスト誌に語った。N train to Astoria, Sunday around 2 a.m.
— Crime in NYC (@CrimeInNYC) October 3, 2022
Anyone who would like to try to explain this is welcome to. pic.twitter.com/xsAYLcpDFi
報復をされる恐れがあるため名前は明かさないが、この日は娘さんの誕生日だったようで、誕生日を祝うために外出していたとのこと。犯人を早く捕まえてほしいと訴えている。
幸い被害者たちは重傷にはならず、現場では治療を拒否したが、後に地元の病院で検査を受けた。
その結果、前出の娘さんは腕と足に打撲傷を負っていたことがわかり、もう1人の被害者は脳しんとうを起こし、吐き気をもよおしているという。
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NYC SUBWAY ATTACK: Women in Neon Green Bodysuits Assault Teens in Times Squareグリーン・ゴブリンは今なお逃走中 未だグリーン・ゴブリンは逃走中で、警察はその行方を追っている。
列車内では、被害者たちを助けようとしてくれる人もいたようだ。赤い巻き毛の女性は、被害者の1人をかばい、スウェットを脱いで女の子を助けていた男性もいたという。
だが、女性2人が顔面を殴られているにもかかわらず、ただ熱心に撮影をするだけで、まったく何もしない乗客も多かったようだ。
被害者の母親はニューヨーク州の生ぬるい保釈金改革法が、市民の安全を脅かしていると主張した。「こんな馬鹿げた法律を作り、野蛮な行為を野放しにしているなんて」と非難した。
ニューヨーク州の保釈金改革法では、武器の所持や深刻な強盗事件のみが保釈金制度の対象となり、事実上窃盗容疑者は保釈金や保証金を支払うことなく釈放される。
事実、ニューヨーク市では、保釈金改革法の恩恵を受け、釈放された犯罪者の再犯率が急上昇しているという。
一部のメンバーが逮捕追記(2022/10/27)その後の報道によると、グリーン・ゴブリンメンバーのうちの4人は逮捕されたそうだ。
逮捕されたのは、エミリー・ソト (34 歳) と、シアンテ・アルストン(26歳)とダリアナ ペゲロ (26 歳)、マリアム・イズーフ(26歳)。
そのうち、ソトは2回、とアルストンが3回、 ペゲロには9回の逮捕歴があったことが判明。イズーフは逮捕歴がなかったこと、また暴行に関与していなかったことから、翌日に保釈金なしで保釈された。
前出の保釈金改革法により、イズーフは保釈金なしでの釈放となったが、足首に電子モニターをつけ 11月 21日の出頭まで監視されることとなる。
この措置に対し、被害者の母親はは、「イズーフは、娘が暴行を受けている時もその場にいた。友達を止めることもなかった。なのに釈放は納得がいかない」と怒りをあらわにしている。
References:NYC subway riders attacked by gang of neon green-clad women / written by parumo
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