
まるで小さな綿のような毛玉のような、もふもふのこれらの物体が一斉に体を動かしながらダンスしている。かわいらしい仕草でしょ、でも彼らは虫なのだ。
アブラムシの一種で、ノリノリで踊る姿から海外では「ブギウギアブラムシ」というニックネームで呼ばれている。
彼らは木にコロニーをつくって普段は身を寄せ合ってじっとしているが、何かに干渉されたり、びっくりすると一斉に体を揺らし始める習性があるんだ。
薄目で見る分にはかわいく見えるでしょ?虫が苦手な人が徐々に慣れるのにはちょうどいいかな?大量だとちょっとアレだけど。
白い綿毛をまとうブギウギ アブラムシ アブラムシ科 ワタムシ亜科 Grylloprociphilus属に分類される beech blight aphid(学名:Grylloprociphilus imbricator)にはブギウギ アブラムシ(boogie-woogie aphids )という愛称がある。
同じアブラムシの仲間で、毎年冬近くなると話題にのぼる雪虫のように白い綿をまとったようなふわふわな体も個性的だが、ブギウギというニックネームの由来は、集団の彼らが一斉に始めるダンスみたいな動きにある。
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こうした動きは風に吹かれたり、枝が衝撃で揺れたりした時にもみられるが、本来は捕食者を追い払うための行動(諸説あり)と考えられている。
この動画に関する海外の反応は...
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水が弱点、ホースの水で撃沈してしまう 一般にアブラムシといえば、植物に寄生してその汁を吸う害虫として名高く、ガーデニングをする人や農家の悩みの種でもある。
また海外では、特にブナ科の木を好むアブラムシ集団が枝葉や幹にたむろする姿がよくみられる。
このブギウギ アブラムシもたいていブナの枝などに群がっているが、直に甚大な被害をもたらすことはめったになく、ホースの水をかけられると簡単にはがれて地面に落ちてしまう。
なおこの虫は幼虫のときは羽が無くて飛べないが成虫になると羽をもつようになる。
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ダンスで魅了し寄ってきた外敵を刺す攻撃も ブギウギ アブラムシのコロニーにはアブラムシのお尻から出る甘い蜜(排泄物)が目当てのアリやハチが引き寄せられる。
またその蜜からカビが繁殖することもあり、直でなくても間接的に植物に害をもたらすケースもある。
一方コロニーを築く幼虫たちの中には、激しいダンスに魅了された外敵をとても小さな口吻を突き刺して攻撃する個体もいるそうだ。
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Capital Naturalist: Woolly Beech Blight Aphids Dancing全員踊れ!一斉に始まるダンスは必死の威嚇? いつもはじっとしてるのに異変を察知したとたん、一斉にもふもふの白い体を揺り動かすブギウギ アブラムシ。
楽しそうにみえるけど当のメンバーにとっては必死の威嚇だったりするのかも
風が吹くとか特に危険が迫ってなくてもたびにせっせと踊るあたり、害虫とはいえ妙にけなげに見えてしまう。
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逆に目立って天敵のテントウムシとかが寄ってきたりしないのか?と心配になるのは私だけだろうか。
生物界の意外なダンサーといえばハエトリグモの1種ピーコックスパイダーのYMCA風ダンスや、両手にポンポンをつけて今にも踊ってくれそうなキンチャクガニもなかなかの個性派だったり。
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しかしまあ参加者数といいチームワークといいこのブギウギ アブラムシも相当にインパクトあるな。
References: / birdsoutsidemywindow / reddit / wikipedia / wikipedia / facebook / tiktokなど /written by D/ edited by parumo
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アブラムシの一種で、ノリノリで踊る姿から海外では「ブギウギアブラムシ」というニックネームで呼ばれている。
彼らは木にコロニーをつくって普段は身を寄せ合ってじっとしているが、何かに干渉されたり、びっくりすると一斉に体を揺らし始める習性があるんだ。
薄目で見る分にはかわいく見えるでしょ?虫が苦手な人が徐々に慣れるのにはちょうどいいかな?大量だとちょっとアレだけど。
白い綿毛をまとうブギウギ アブラムシ アブラムシ科 ワタムシ亜科 Grylloprociphilus属に分類される beech blight aphid(学名:Grylloprociphilus imbricator)にはブギウギ アブラムシ(boogie-woogie aphids )という愛称がある。
同じアブラムシの仲間で、毎年冬近くなると話題にのぼる雪虫のように白い綿をまとったようなふわふわな体も個性的だが、ブギウギというニックネームの由来は、集団の彼らが一斉に始めるダンスみたいな動きにある。
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こうした動きは風に吹かれたり、枝が衝撃で揺れたりした時にもみられるが、本来は捕食者を追い払うための行動(諸説あり)と考えられている。
この動画に関する海外の反応は...
・ななんだこれ「となりのトトロ」に出てたススワタリ(まっくろくろすけ)の白バージョンみたいだ!
・ススワタリのアルビノか?
・ディズニー版だな。
・煤(すす)が落ちたらこうなる。
・「ブギウギアブラムシ」っていうニックネームのアブラムシの一種だよ。コロニーが乱されると毛だらけの体の一部を高く持ち上げて一斉に警報を発するのさ。
・警報?やつらに何ができるっていうんだ?
・つまり…命がけで踊ってるんだよ。死なないようにさ。
・これ子どものころに見たのに誰も信じてくれなかったの。今まで何だったかもわからなかった。教えてくれてありがとう!
・ピクミンかな?
・いかにも釣りな名前だから念のためにググったらほんとにいた。警告というか、防御行動って解説もあるが具体的にどう役立つかは不明。
・なんだその名前!適当言うな!ってつっこむ寸前だったわ。マジで「ブギウギ」とはな…
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水が弱点、ホースの水で撃沈してしまう 一般にアブラムシといえば、植物に寄生してその汁を吸う害虫として名高く、ガーデニングをする人や農家の悩みの種でもある。
また海外では、特にブナ科の木を好むアブラムシ集団が枝葉や幹にたむろする姿がよくみられる。
このブギウギ アブラムシもたいていブナの枝などに群がっているが、直に甚大な被害をもたらすことはめったになく、ホースの水をかけられると簡単にはがれて地面に落ちてしまう。
なおこの虫は幼虫のときは羽が無くて飛べないが成虫になると羽をもつようになる。
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ダンスで魅了し寄ってきた外敵を刺す攻撃も ブギウギ アブラムシのコロニーにはアブラムシのお尻から出る甘い蜜(排泄物)が目当てのアリやハチが引き寄せられる。
またその蜜からカビが繁殖することもあり、直でなくても間接的に植物に害をもたらすケースもある。
一方コロニーを築く幼虫たちの中には、激しいダンスに魅了された外敵をとても小さな口吻を突き刺して攻撃する個体もいるそうだ。
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Capital Naturalist: Woolly Beech Blight Aphids Dancing全員踊れ!一斉に始まるダンスは必死の威嚇? いつもはじっとしてるのに異変を察知したとたん、一斉にもふもふの白い体を揺り動かすブギウギ アブラムシ。
楽しそうにみえるけど当のメンバーにとっては必死の威嚇だったりするのかも
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風が吹くとか特に危険が迫ってなくてもたびにせっせと踊るあたり、害虫とはいえ妙にけなげに見えてしまう。
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逆に目立って天敵のテントウムシとかが寄ってきたりしないのか?と心配になるのは私だけだろうか。
生物界の意外なダンサーといえばハエトリグモの1種ピーコックスパイダーのYMCA風ダンスや、両手にポンポンをつけて今にも踊ってくれそうなキンチャクガニもなかなかの個性派だったり。
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しかしまあ参加者数といいチームワークといいこのブギウギ アブラムシも相当にインパクトあるな。
References: / birdsoutsidemywindow / reddit / wikipedia / wikipedia / facebook / tiktokなど /written by D/ edited by parumo
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