ホラー映画「ヘル・レイザー」に出て来る禁断のルマルシャンの箱が子供用パズルボックスとして販売されている件
 映画『ヘル・レイザー』に出て来るパズルボックス「ルマルシャンの箱」をご存じだろうか?組み替えた者の前に魔導士「セノバイト」が現れ、究極の快楽を与えてくれる。とんでもないものと引き換えに....

 そんなおどろおどろしい異世界アイテムが、子供用のおもちゃとなって、全米量販チェーン店「ウォルマート」で販売中だ。

 パズルを組み替えること脳を鍛えられるというが、ドラえもんの道具のようなホンワカパッパしたアイテムでは決してないことは確かだ。

ホラー映画に登場する禁断のパズルボックス「ルマルシャンの箱」 まずは『ヘル・レイザー』を知らない人のために少しだけ説明すると、1987年に上映されたイギリスのホラー映画だ。続編、関連シリーズで合計9作出ている。

 拷問的描写は少ないものの、究極のグロ要素が含まれており苦手な人が見たら悪夢にうなされる系の作品である。

 この作品の鍵を握っているのが、その仕掛けを解くと「究極の快楽を体験できる」パズルボックス「ルマルシャンの箱」だ。

 このパズルボックスを組み替えると、異世界から「セノバイト」が召喚され、彼らが修めている「究極の快楽の源となる究極の苦痛」を未来永劫堪能させられる事となる。

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ウォルマートが子供用の知育おもちゃとして販売中 そんな禁断のパズルボックスが子供用知育おもちゃとなって販売されちゃっているもんだから、話題になるのも当然だ。しかも飛ぶように売れている。

 購入するのは親御さんだろうから、おそらくこのパズルボックスのやばさを子供たちに説明していないと信じたい。

 異世界のセノバイトを地上に解き放ち、彼らにサディスティックな快楽をもたらすのは、まさにこのパズルボックスなのだから。

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image credit:Hellraiser Puzzle Box - Walmart.com

 確かにパズルは脳のトレーニングになるが、それが「ルマルシャンの箱」ってどうなの?商品紹介ページには、お父さんの膝に乗ってパズルボックスを解いている少女や2人の少年が熱心にプレイしている姿も。

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image credit:Hellraiser Puzzle Box - Walmart.com

 しっかりと「Brain Game(脳トレゲーム)」の文字を入れてあるが、この箱の由来を知っている人にとっては気が気じゃないだろう。

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image credit:Hellraiser Puzzle Box - Walmart.com

 商品は木製で出来ており、細部まで忠実に再現されているそうなので、子供向けというかその筋の大人たちのコレクションによさげ。

 お値段は1セット25.99ドル(約3,800円)で、こちらの「ウォルマートの通販サイト」から購入可能だったが、あっという間に売り切れてしまったようだ。

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image credit:Hellraiser Puzzle Box - Walmart.com

 どうしても欲しい人は再入荷を待つか、転売品を買うかって感じだけど、もし今後、不気味で不可解な出来事が多発したら、異世界から大量にセノバイトたちが召喚されてしまったのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。 References:Shape Shifting Box - Hellraiser Puzzle Box Lemarchand Solid Wood Lament Le' Marchant Props Cube - Walmart.com / written by parumo

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