
image credit:bidspotter
今年10月にイーロン・マスクに買収され、社員の整理解雇が行われたツイッター社が本社の備品をオークションに出品中だ。
およそ800点以上というリストの中には、ツイッターのシンボルである青い鳥のロゴをかたどった木製オブジェや「@」(アットマーク)型の巨大プランターなどが含まれているという。
来年1月17日の公開オークションを前に出品されたツイッターゆかりのアイテム。イームズの家具など含む豪華な備品の中身とは?
ツイッター社が800点以上もの備品をオークションに出品 今年10月に米国大手自動車企業テスラ社の最高経営責任者(CEO)イーロン・マスクに買収されてまもなく、大量解雇の渦中にあったツイッター社が800点以上もの備品をオークションに出品して話題になっている。
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米カリフォルニア州サンフランシスコのツイッター本社は、これまで使用していた備品を大量に手放す意向のようだ。
現地メディアによると、このオークションを取り仕切るのは米カリフォルニア州サンディエゴを拠点とする競売会社 Heritage Global Partnersで、オークション開始は年明けの2023年1月17日午前7時(日本は1月18日午前0時0分)から翌朝までのおよそ27時間を予定している。
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ツイッターのシンボル青い鳥の立体ロゴや巨大プランターも 気になる出品物は、オークションサイトBidSpotter と Heritageのサイトでも閲覧可能。
BidSpotterのリストによると出品数は800点以上にのぼり、大部分はおしゃれなレストランの厨房にぴったりなテイストの事務機器やLED ディスプレイなどの家電製品だという。
一方で最大の目玉といえるツイッターらしいアイテムは2品のみ。おなじみの青い鳥の立体ロゴと高さ180センチ以上もある「@」型のプランターだ。
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今はまだツイッター本社にあるらしい2点の出品価格はいずれも25ドル(約3,400円)から。
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世界的に知名度が高いロゴはともかく、人工植物で飾った巨大アットマークにどの程度の人気があるか疑問だが、リストの説明によるとこのプランターは本物の植物にも使えるそうだ。オフィス家具からイームズのラウンジチェアも出品 またオフィス家具が大半を占める中、ひときわ目立つ家具はイームズのラウンジチェアだ。その出品価格は2,000ドル(約271,000円)ほどになっている。
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一企業におしゃれな事務用品やかの有名なイームズの家具とはずいぶん贅沢な気もするが、シリコンバレーの企業はもとから豪華な設備で有名なんだそうだ。
こうした企業のオフィスといえばきまってホワイトボード代わりのiPadに、スマートなシリアルバーや高価なエスプレッソマシン、そしてホワイトカラーなスタッフの食事を作るためだけに用意した見栄えのいいキッチン一式が設置されてるものらしい。新CEOマスク氏の方針と手段を反映するオークション ツイッター社の内情がうかがえそうな今回のオークションは、今まで本社スタッフが職場で享受していたリッチな楽しみだけでなく、その文化を刷新しようとする新CEO、イーロン・マスクの方針とその手段も反映している。
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マスク氏は、同社の買収に440億ドル(約6兆4400億円)のローンを組んだ。その負債の返済には年間およそ10億ドル(約1,460億円)のコストがかかる。
同氏が買収した時点ですでにツイッター社は限界だったとも報じられるが、マスク氏は「激務も辞さない」との誓約にサインしないスタッフや彼に批判的なスタッフなどを大量に解雇している。
しかしたとえ豪華なキッチン用品や高価な椅子をオークションで換金しても、今後マスク氏がオフィスの内装を質素にして節約するとは考えにくい。なぜなら彼は本社ビルにホテル並みにリッチな寝室を設けているからだ。高価なエスプレッソマシンも。本格的なキッチン用品や家電も充実 オークションリストにはツイッターファンでなくとも料理好きの落札者の目を引く本格的なキッチン用品や家電系も並んでいる。
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アメリカで定価2万ドル(約270万円)はするラ・マルゾッコ社のエスプレッソマシン「ストラーダ」や、1万ドル(約135万円)以上する手動式高級ミートスライサーや業務用の野菜乾燥機、また1万7000ドル(約230万円)相当の業務用煮込み鍋まである。
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いまのところこれらのアイテムの出品価格は一部が25~500 ドル(約3,400円~6,700円)で、残りは25~50ドル(約3,400円~6,700円)だそう(現地時間12月14日時点)
当然ながらこの初期価格は高騰必須。
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日本からの落札参加は難しそうだが、シンボルの青い鳥がどれほどの価値になるかを見守るのも一興だ。
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調理系の家電もわりと状態よさげだし各品にそれなりの値がつけば、ツイッター社の損失も少しは取り戻せそうな気もする。
だがHeritage Global Partnersによると、このオークションはコスト削減などではなく余剰資産の売却にあたるという。
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まああれだ。どの道マスク氏がこの企業を黒字に変えるつもりならオークション以上の何かを始めるほかない。
結局のところメディアにとってはいろんな意味で世間にぎわせるイーロン・マスクの次なる手立てが一番の関心事かもしれないな。
References:vice / bidspotter / digg / indy100など /written by D/ edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
今年10月にイーロン・マスクに買収され、社員の整理解雇が行われたツイッター社が本社の備品をオークションに出品中だ。
およそ800点以上というリストの中には、ツイッターのシンボルである青い鳥のロゴをかたどった木製オブジェや「@」(アットマーク)型の巨大プランターなどが含まれているという。
来年1月17日の公開オークションを前に出品されたツイッターゆかりのアイテム。イームズの家具など含む豪華な備品の中身とは?
ツイッター社が800点以上もの備品をオークションに出品 今年10月に米国大手自動車企業テスラ社の最高経営責任者(CEO)イーロン・マスクに買収されてまもなく、大量解雇の渦中にあったツイッター社が800点以上もの備品をオークションに出品して話題になっている。
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米カリフォルニア州サンフランシスコのツイッター本社は、これまで使用していた備品を大量に手放す意向のようだ。
現地メディアによると、このオークションを取り仕切るのは米カリフォルニア州サンディエゴを拠点とする競売会社 Heritage Global Partnersで、オークション開始は年明けの2023年1月17日午前7時(日本は1月18日午前0時0分)から翌朝までのおよそ27時間を予定している。
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ツイッターのシンボル青い鳥の立体ロゴや巨大プランターも 気になる出品物は、オークションサイトBidSpotter と Heritageのサイトでも閲覧可能。
BidSpotterのリストによると出品数は800点以上にのぼり、大部分はおしゃれなレストランの厨房にぴったりなテイストの事務機器やLED ディスプレイなどの家電製品だという。
一方で最大の目玉といえるツイッターらしいアイテムは2品のみ。おなじみの青い鳥の立体ロゴと高さ180センチ以上もある「@」型のプランターだ。
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今はまだツイッター本社にあるらしい2点の出品価格はいずれも25ドル(約3,400円)から。
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世界的に知名度が高いロゴはともかく、人工植物で飾った巨大アットマークにどの程度の人気があるか疑問だが、リストの説明によるとこのプランターは本物の植物にも使えるそうだ。オフィス家具からイームズのラウンジチェアも出品 またオフィス家具が大半を占める中、ひときわ目立つ家具はイームズのラウンジチェアだ。その出品価格は2,000ドル(約271,000円)ほどになっている。
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一企業におしゃれな事務用品やかの有名なイームズの家具とはずいぶん贅沢な気もするが、シリコンバレーの企業はもとから豪華な設備で有名なんだそうだ。
こうした企業のオフィスといえばきまってホワイトボード代わりのiPadに、スマートなシリアルバーや高価なエスプレッソマシン、そしてホワイトカラーなスタッフの食事を作るためだけに用意した見栄えのいいキッチン一式が設置されてるものらしい。新CEOマスク氏の方針と手段を反映するオークション ツイッター社の内情がうかがえそうな今回のオークションは、今まで本社スタッフが職場で享受していたリッチな楽しみだけでなく、その文化を刷新しようとする新CEO、イーロン・マスクの方針とその手段も反映している。
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マスク氏は、同社の買収に440億ドル(約6兆4400億円)のローンを組んだ。その負債の返済には年間およそ10億ドル(約1,460億円)のコストがかかる。
同氏が買収した時点ですでにツイッター社は限界だったとも報じられるが、マスク氏は「激務も辞さない」との誓約にサインしないスタッフや彼に批判的なスタッフなどを大量に解雇している。
しかしたとえ豪華なキッチン用品や高価な椅子をオークションで換金しても、今後マスク氏がオフィスの内装を質素にして節約するとは考えにくい。なぜなら彼は本社ビルにホテル並みにリッチな寝室を設けているからだ。高価なエスプレッソマシンも。本格的なキッチン用品や家電も充実 オークションリストにはツイッターファンでなくとも料理好きの落札者の目を引く本格的なキッチン用品や家電系も並んでいる。
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アメリカで定価2万ドル(約270万円)はするラ・マルゾッコ社のエスプレッソマシン「ストラーダ」や、1万ドル(約135万円)以上する手動式高級ミートスライサーや業務用の野菜乾燥機、また1万7000ドル(約230万円)相当の業務用煮込み鍋まである。
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いまのところこれらのアイテムの出品価格は一部が25~500 ドル(約3,400円~6,700円)で、残りは25~50ドル(約3,400円~6,700円)だそう(現地時間12月14日時点)
当然ながらこの初期価格は高騰必須。
現地では「掘り出し物に期待しつつカレンダーに印をつけて待機中」とのコメントも出ている。
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日本からの落札参加は難しそうだが、シンボルの青い鳥がどれほどの価値になるかを見守るのも一興だ。
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調理系の家電もわりと状態よさげだし各品にそれなりの値がつけば、ツイッター社の損失も少しは取り戻せそうな気もする。
だがHeritage Global Partnersによると、このオークションはコスト削減などではなく余剰資産の売却にあたるという。
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まああれだ。どの道マスク氏がこの企業を黒字に変えるつもりならオークション以上の何かを始めるほかない。
結局のところメディアにとってはいろんな意味で世間にぎわせるイーロン・マスクの次なる手立てが一番の関心事かもしれないな。
References:vice / bidspotter / digg / indy100など /written by D/ edited by parumo
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