警備会社というと、男性職員をイメージしてしまうが、ナイジェリアには女性のみの警備会社が存在し、しかも現在急成長中だ。
メンバーは、全員ぽっちゃり系女性だが、機敏に動くことができる屈強なメンバーだ。
男社会のイメージが強い中でこの斬新な警備会社は、男性にはない細やかさと実力を兼ね備えたスキルを売りにして、政治家や有名人、全国の政治集会や社交イベントなどを緊密に保護しているという。
100人のぽっちゃり系女性警備員で構成された警備会社 ナイジェリアにある警備会社『ドラゴン・スクワッド(Dragon Squad)』は、約100人のぽっちゃり体型の女性から構成された、女性のみの警備会社だ。
2018年にこの会社を立ち上げた責任者のエメム・トーマスさんは、10代の頃「美人コンテストに出場したい」という夢があった。
しかし、スリムなクラスメートたちにぽっちゃり体型を笑われたことがトラウマになり、夢を諦めた。
もともと、軍隊や制服を着た組織が好きで、戦術的な動きに興味を持っていたエメムさんは、結婚に失敗した後、民間警備会社での勤務を始めた。
やがて、女性だけのエリート警備員をそろえた部署を立ち上げたいと思うようになり、そのアイデアを警備会社に伝えた。
すると、実際にわずかな期間のみ女性だけの警備員が働く部署が設置されたが、間もなくして閉鎖になってしまったという。
その間、「女性の警備員だけでも仕事はある」と確信したエメムさんは、独立を決意し、ドラゴン・スクワッドを立ち上げた。[画像を見る] 独立した直後は、メンバーはたった8人ほどだったという。女性たちは、エメムさんのように全員がぽっちゃり体型だ。
このユニークな警備会社は、次第に注目を集めるようになった。今ではエメムさん直下に45名、ナイジェリア各地に50名ほどの女性スタッフが配置されているそうだ。
彼女たちは徹底した訓練を受けており、機敏に動けるし、高度なスキルを身に着けている。
メンバーは、各現場に投入され、政治家や有名人、全国の政治集会や社交イベントなどを、チームで緊密に保護する役割を担っている。[画像を見る] エメムさんは、このように話している。
通常、女性たちは実力やスキルがあっても、真剣に受け止められないことが多いです。そんな厳しい状況で、女性のみのドラゴン・スクワッドは、男性よりも直感的で、細かいところに気が利くという繊細さをセールスポイントにし、そのユニークさが会社の成長に繋がっているという。[画像を見る] しかし、その活動はなかなか容易ではない。
特に、警備会社は男性社会で、男性警備員は私たち女性警備員を見くびる傾向があります。
警備の仕事は、体力と敏捷性だけが重要だと社会が信じているため、私たちは常に低評価を受けるのです。
また、ナイジェリアでは女性のみの警備チームというアイデアが多くの人に浸透していないため、女性警備と聞いてもイベント時にはお飾り的に待機していると思う人や、イベント後に男性ゲストの相手をすると勘違いする人もいて、電話番号を聞かれることもあります。
ナイジェリアにはイスラム強硬派のテロ組織が支配する地域もあるため、女性スタッフの安全面を考えると、どこででも活動できるわけではありません。References:'Plus-sized' teen body-shamed by beauty queen trolls now runs all-female security team/ written by Scarlet / edited by parumo
特定の地域で、潜在的に儲かる仕事を断念しなければならないことも多く、収入に大きな影響が出ることも多いです。
でも、そうした危険性も考慮したうえで、私たちは仕事を諦めることなく、独自のセールスポイントとスキルで、警備という男性社会に挑戦していきたいと思っています。
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