オンリーフロリダ事案。自宅プールに巨大ワニが泳いでいた件
 アメリカ・フロリダ州では、当たり前のようにワニがいる。住民にとっては慣れたもので、ワニが生息する地域に住む人々は、適度に距離を保ち、水域には近づかないように注意している。


 めったに人を襲うことはないとされているが、交尾の時期になると、ワニは食べ物を求めて活発で攻撃的になり、民家周辺をうろつく回数が増えるそうだ。

 ある朝、起床した女性は驚いた。自宅のプールに巨大なワニが悠々と泳いでいたのだから!その後、ワニは当局に捕獲され、処分されたという。

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Large gator found in Florida homeowner’s pool自宅プールで泳いでいる巨大ワニを発見 3月8日の朝、フロリダ州ストーン・アイランドの住人リン・トーシーさんは、自宅のプールで予想外の訪問者を発見した時、驚きと恐怖に見舞われた。

 プールの中に、体長3.5メートルはあるかと思われる巨大ワニがいたのだ。

 トーシーさんは、ちょうど裏口から飼い犬を外に出そうとしていて、ワニに気が付いたという。

 ストーン・アイランドに住む人々にとって、ワニは珍しくもなく、ワニが多く生息している地元の湖とは距離を保つことを、地域の住民はみんな知っている。

 トーシーさんも、もちろん生息水域周辺でワニを見かけることには慣れていた。

 だが、今回は自宅の中にワニがいたため、大きなショックを受けた。

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犬を外に連れ出すときはいつもワニを見かけるので、水には近づきすぎないようにしています。

ここから水域までは200~300メートルほど離れているので、まさか自分の家の敷地内でワニを見るとは思いませんでした。
 ワニは、トーシーさん宅のプールを取り囲んでいる背の高いメッシュのパティオフェンスを破壊して侵入したようだ。
朝、私が発見するまでどのぐらいの時間、ワニがプールにいたのかはわかりません。

もし、犬がここにいたり、夜にここに座るのが好きな娘がいたりしたら、恐ろしい結果になっていたことでしょう。

過去に一度も、ワニが家に侵入してきたことはありませんでした。
当局がワニを捕獲し処分 トーシーさんと夫から連絡を受けたフロリダ魚類野生生物保護委員会の職員は、ワニをプールから引きずり出してトラックで運び出した。

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 「迷惑ワニ」と分類されたそのワニは、その後、安楽死処分になったという。

 トーシーさんの件を含めて、過去 1 週間の間に地域周辺では3匹のワニが捕獲され、処分された。

 3月4日には、デイトナ・ビーチに住む男性が、玄関のドアをノックしていると思われる音を聞きドアを開けると、そこにワニがいて、いきなり男性に襲いかかると噛みついた。

 またその翌日、同じ地域で別の男性が別のワニを撃った。

 そのワニは、民家の裏庭のフェンスを通り抜け、男性の飼い犬の頭を口に入れていたそうだ。

 フロリダ魚類野生生物保護委員会は、今の時期はちょうどワニの交尾期の始まりで、ワニは食べ物や交尾の相手を求めてより攻撃的になっているという。

 住宅周辺をうろつくことも増えることから、当局は住民らにワニと安全な距離を保ち、ペットを水域から遠ざけるよう、注意喚起を促している。

References:Monster 11-foot alligator found taking dip in pool at Florida home / written by Scarlet / edited by parumo

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