クウェートで国内初のAIニュースキャスターが誕生
image credit:@KuwaitNews/Twitter

 クウェートの報道機関クウェート・ニュースは、 同国初のAI(人工知能)ニュースキャスター「フェダ(Fedha)」 を発表した。

 ツイッターで初デビューを飾った、明るいブロンドの髪と目の色をしているフェダは、クウェートの人種的多様性をイメージして作られた。

 今後、大手メディアアウトレットのニュースを、フェダがネット上で伝えていくことになるという。

クウェートで国内初のAIニュースキャスターが誕生 4月8日、クウェートのメディアアウトレットでクウェート・タイムズの関連会社であるクウェート・ニュースは、人工知能 (AI) を使用したヴァーチャルニュースキャスターを作成したと、ツイッターアカウントで発表した。

 AIニュースキャスターの「フェダ(Fedha)」は、黒いジャケットと白い T シャツを着て、髪がスカーフで覆われていない女性像として表示され、クウェート方言のアラビア語で話しかけている。
クウェート・ニュースに所属する、国内初のAIニュースキャスター、フェダです。

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 クウェート・ニュースは、湾岸地域初の英語の日刊紙として 1961 年に設立されたクウェート・タイムズと提携していて、両メディアの副編集長を務めるアブドゥラ・ボフテイン氏は、今回の動きは「新しく革新的なコンテンツ」を提供するAIの可能性を試すものだと語った。

 ボフテイン氏は、今後フェダは120 万人の加入者を持つクウェート・ニュースのツイッターアカウントでニュース速報を読むようになる可能性があると述べた。
フェダは、金属や銀を指すクウェートの古典的な名前です。

ロボットの色のイメージは常にシルバーとメタリックなので、この 2 つを組み合わせました。(ボフテイン氏)
 ボフテイン氏によると、フェダのブロンドの髪と明るい目の色は、豊かな産油国であるクウェートの人種的多様性を反映しているそうだ。2018年には中国でAIニュースキャスターが誕生 AIニュースキャスターの存在はクウェートでは初だが、中国では2018年に誕生している。

 中国の国営通信社は、鋭いスーツとややロボットのような声を特徴とするAIニュースキャスター発表した。

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 ちなみに、投資銀行のゴールドマン・サックスが先月発表した報告書によると、AI は 3 億人分のフルタイムの仕事に取って代わる可能性があるという。

 つまり、この技術は、将来アメリカとヨーロッパの仕事の 4 分の 1 以上を占める可能性があることを示唆している。

 もしかしたら、近い将来日本でもAIニュースキャスターがニュースを読む日が来るかもしれない。

References:Kuwait news outlet unveils AI-generated presenter Fedha/ written by Scarlet / edited by parumo

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