1000人のレゴ宇宙飛行士が宇宙へ飛び立つ
 踏んだら強烈に痛い、タフなブロックだし、宇宙放射線の心配もない。もしかしたら宇宙飛行士としては最適なのかもしれない。


 およそ1000人ものレゴブロックの宇宙飛行士たちが専用のシャトルで宇宙に旅立ち、ミッション完了後、無事に帰還したそうだ。

 人間世界でも宇宙空間に17人の飛行士が同時滞在という記録が成し遂げられたが、レゴ宇宙飛行士たちはさらにそれを上回る記録を達成だ。まあそりゃそうだけど。

 今回宇宙への団体飛行にトライしたのは、宇宙飛行士(アストロノート)タイプのレゴ人形。通称「レゴノート」で、3回のフライトでおよそ1000人ものレゴノートが極寒と成層圏を体験したという。

[動画を見る]

Watch 1000 Lego astronauts soar to the edge of space on 'mini space-shuttle'総勢1000人!レゴの宇宙飛行士が宇宙に出発 今月20日スロバキアの空港で、ミニシャトルに搭乗したレゴの宇宙飛行士が宇宙に向かって出発した。

 レゴノートと呼ばれる彼らは総勢およそ1000人。

[画像を見る]

image credit:Kreativ Gang / XTEND DESIGN

 そのフライトは3回に分けられ、1 回につき約 330人ずつがそれぞれ別の気球で地球を飛び立ったのだ。

 特注のシャトルは耐久性と軽量性の両立からカーボンファイバーと3Dプリントしたステンレススチール、プラスチックで作られた。

 なおシャトルの屋根はあえて無し。クルーがむき出しの仕様だ。

[画像を見る]

 幸いなことに搭乗したクルーはみな志が高く、誰もが精鋭だった。


 加えて強靭な体をもつ彼らは-70℃の極寒の中もポーズする者がいるほど。全員がつねに笑顔を絶やさずひたすらに宇宙を目指した。

[画像を見る]

 ところがフライト中、高度21マイル(34km)で気球が破裂。

 屋根なしシャトルがきりもみ状態ってどうよ?
 みんなどこかにつかまってぇ!

[画像を見る]

 一瞬ヒヤッととしたものの、まもなく付属のパラシュートが開きシャトルは地球へ。ブロック史に残るパイオニアとなったクルーも無事に帰還した。子供に宇宙への学びとレゴの楽しさを知らせるプロジェクト このプロジェクトはスロバキアとチェコの宇宙建築家とエンジニアからなるチーム「XTEND DESIGN」によるもの。

[画像を見る]

image credit:Kreativ Gang / XTEND DESIGN

 チームはこのプロジェクトをきっかけに未来を担う子供たちに宇宙を学んだり、レゴの楽しさを知ってほしいと考えている。総重量や自由落下との戦い。最後は接着剤で対策 なおプロジェクトの舞台裏ではいくつもの試行錯誤があったそうだ。

 たとえば高高度気球をうまく上げるには、気球に引っ張り上げられるシャトルやクルーやカメラの総重量を6ポンド(2.7kg)以下にしなければならなかった。

[画像を見る]

image credit:Kreativ Gang / XTEND DESIGN

 とりわけ一番苦労したのは、時速186マイル(時速300km)に達する自由落下がある点だ。

 レゴのキャンペーンを担当したドミニク・マクシンスキー氏は当時についてこう語る。
気球の破裂後も、彼らをシャトル内に留まらせるのは大きな課題でした。私たちは彼らを収納するのではなく、宇宙空間にふれるようにしたいと考えました。でもパラシュートが開く前の自由落下で彼らが 時速300km にさらされることがわかったんです。
 それは比較的早いテスト段階で判明したことだが、シャトルを屋根付きにしたくなかったチームは、落ちないレゴノートの乗せかたにかなり頭を悩ませた。

 最終的には当初の方針を貫くため、全員を接着剤で固定したそうだ。帰還したレゴノートはレゴファンに抽選でプレゼント! 帰還したレゴノートは、チェコとスロバキアで開催予定のレゴファンの抽選会で賞品として贈られることが決まっている。

[画像を見る]

image credit:Kreativ Gang / XTEND DESIGN

 というか全員みごとにむきだしでもう目が離せないったらなかったよ。気球が割れたときもあせったけども、なるほど接着剤でくっついてたのね。

 なによりレゴの丈夫さにも驚くわ。勇敢なレゴの宇宙飛行士がみんな戻ってこれてよかったのう。

References:designtaxi / xtenddesignなど /written by D/ edited by parumo

画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。
編集部おすすめ