モップを倒したムササビ、気まずいので死んだふり

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 様々な動物に「死んだふりをする」能力が備わっていることは以前にお伝えしたとおりだが、その演技力は一流俳優に匹敵するレベルだという。

 なぜ彼らが死んだふりをするのか、その理由は様々だが、このお宅で飼われているムササビの場合、自らモップを倒したことでこの技が発動されたようだ。

 モップをわざわざ体の上に置き、大の字となって、犯罪現場のようなシチュエーションを作り出している。

 誰も助けに来ないことがわかると、モップを体の上に置きなおし、再び死んだふりの熱演を繰り返すのだ。まるでどっかの刑事の殉職シーンのようだ。

ムササビの白熱した死んだふりの演技

 リスの仲間であり、滑空することができるムササビとモモンガ。両者はわりと似ていて、大きさ的にムササビだと思ったんだけど、違っていたら教えてね。

 で、このお宅のムササビさん。廊下に置いてあるモップに飛びついたら、モップが倒れてしまった。とは言え直撃は免れ、モップは体の横に倒れた。

 まあここまではペットを飼っていればよくある話だ。撮影している飼い主は「あっ!」と声を上げた。

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 ムササビはいったんモップから離れたものの、何を思ったかまた近づいてきて、モップの棒状の部分(柄)を握ると一回転して体を柄の下に置き、両手を広げて動かなくなった。

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 いわゆるこれが死んだふりというやつだ。

飼い主の注目を引きたかった可能性もある。

 飼い主はそのことに触れずに撮影を続けていると、さらに柄を持ち直し、再度死んだふりのポジショニング。

 完璧なる殉職シーンを作り上げた。

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 何度も柄の部分を握っては大の字になり死んだふりのリテイクを繰り返すムササビ。圧巻の演技力。

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 警察や救急車を緊急手配してもらえなかったことを悟ると、ムササビは死んだふりをするのをやめたようだ。

 自然界の動物たちは、生存戦略の1種として死んだふり(タナトーシス:擬死)能力を持っている。

 それは捕食者から身を守るためだったり、逆に獲物をひきつけるためだったりと、様々な理由があるが、このペットのムササビの場合、いったいどんな目的だったのだろう?

 ただの遊びかな?それともやっぱり飼い主の気を引きたかったのかな?

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written by parumo

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