リリーは大きくても心優しい犬だ。
そしてついに別れの時、赤ちゃんたちは成長し、巣から旅立っていった。
いつものようにリリーが巣穴に行くとそこにウサギたちの姿はない。リリーはそれが寂しかったようで、巣穴の前に立ちながら悲しい表情を浮かべていたという。
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Bernese Bonds With Bunny Rabbits@lilybearbernie大型犬と赤ちゃんウサギたちの出会い インディアナ州リプリー郡で暮らす、バーニーズ・マウンテンのリリーはある日、自宅の裏庭で、赤ちゃんウサギの巣を発見した。
地面にあいた穴の中には、数羽の赤ちゃんウサギが眠っていて、リリーはそれを興味深く眺めていた。
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以来リリーは赤ちゃんウサギたちのことが気になってしかたがない。毎日ウサギたちの様子を見に巣にいくようになった。
大きな体だが穏やかなリリーは、決して子ウサギに危害を加えるようなことはせず、巣穴の近くに座り、その様子をそっと見守っていた。
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巣穴の近くに座り、鼻を近づけウサギたちの様子を見守るリリー。
時に鼻を近づけすぎて、ウサギに接触してしまい、驚いたこともあったリリーだが、赤ちゃんウサギたちとの交流は、リリーにとって生きがいの時間となったようだ。
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ウサギたちが巣立ち、寂しい表情を浮かべるリリー だがついに別れの時がやってきた。
リリーがいつものように巣穴に向かうと、中は空っぽの状態だった。リリーはウサギたちを探したが1羽もいなかった。
「赤ちゃんたちはどこに消えちゃったの?」困惑したリリーはただ茫然と立った状態で、とても悲しそうな表情を浮かべた。
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新しくできた友達が突然いなくなってしまったリリーの悲しみは察するに余りある。飼い主はTikTokの@lilybearbernieというアカウントで、リリーの日常を投稿しており、ユーザーからはリリーの愛情に満ちた行動に対するコメントが相次いだ。
「リリーの表情がすべてを物語っている。これは悲しすぎる」、「巣が空っぽになったときに彼女が見せた反応が私を打ちのめした」、「また時期がくれば野ウサギが巣を作ってくれるはず、リリーそれまで待っててね」、「リリーにまた新しいウサギの友達ができるといいね」、「リリーのためにペットのウサギを飼ってあげて!」
「うちの犬なら1羽だけ運んできちゃうかも」のコメントに対し、飼い主は「実はリリーも1羽だけ巣穴から運び出したことがあったの。もちろんやさしくくわえて、傷つけるようなことはしてないけど、自分だけのウサギの友達が欲しかったみたい」と回答している。
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バーニーズ・マウンテン・ドッグは、その名前が示す通り、スイスのベルン地方が発祥の犬種だ。
およそ2000年前から人間と共に暮らし、牧畜、護衛、運搬の手伝いをしていた。体重は通常25~50kg、体高は58~70cmほど。
その性格は温和でフレンドリー。家族に忠実で愛情深く、子供や他のペットにも優しく接することができる。また、賢くて学習能力が高く、訓練がしやすいといわれている。
written by parumo
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