ある女性がベランダで軽食を食べていたところ1羽のキバタンが手すりにとまった。
ここまでは女性と鳥のちょっとした交流、といったところだが、ここから想像を絶することが起きる。
このキバタンが仲間に報告したようで、その数分後、とてつもない数のキバタン軍団が女性のベランダ近くに結集したのだ。
1羽のキバタンにおやつを与えたところ、キバタン軍団が結集 オーストラリアに住む女性が、ベランダの手すりにとまった1羽のキバタンに、自分が食べていたクラッカーをちぎり、手で与えた。
キバタンは女性の手からおいしそうにクラッカーを食べている。女性はキバタンとの交流をスマホに収めた。
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キバタンはペットとして人気の高いオウムだが、オーストラリアでは身近な存在だ。女性はそのことをSNSで伝えようとしていたのだろう。
だがここから、女性の想像を絶することがおきる。
カラスは人間の顔を認識し、その人間が敵なのか味方なのかを仲間に伝達することで知られているが、社会性があり、知能の高いオウムも同じだったようで、このキバタンが「あの女の人がおいしいおやつをくれるよ」と仲間に伝えたようだ。
その数分後、キバタンの大群が女性のベランダを取り囲んだのだ。
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総勢何匹?マンションの下の木にもキバタンの大群が待機中である。
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これにはさすがの女性もびっくりしたようだ。これ全員におやつを分け与えたら、女性が用意した分では足りないだろうが、女性は集まってきたキバタンたちにおやつを与え始めた。
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オーストラリア東部ではキバタンがたくさんいて、民家のベランダにもよく遊びに来る。
ただしキバタンは頭が良いので、餌がもらえないことがわかると、長居はせずに、餌がもらえる場所に飛び立っていくことが多いという。[画像を見る] キバタンは特に穀倉地帯で数が増えすぎ害獣とみなされることもあるが、オーストラリア連邦法規により保護された種であることから、駆除するには政府の許可が必要なんだそうだ。
ある意味日本のカラスに近いものがあるのかもしれない。
とは言え日本の場合、野生のカラスや鳩に餌をやる行為は、動物愛護法第25条各号により規制されている。
もしその餌やりにより「周辺の環境を著しく悪くしている」とみなされた場合は、都道府県知事より餌やりをやめるよう指導・勧告・命令が出され、それでもやめない場合は、50万円以下の罰金刑となる。
ただし、餌やりをやめるよう指導・勧告・命令をすることができるのは、あくまで「都道府県知事」であり、周辺住民が動物愛護法を根拠に餌やりを止めさせることができるわけではないことに留意が必要だ。
written by parumo
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