氷を味付けして焼くだけの謎の屋台メニュー「焼き氷」とは?
 氷に味がついている食べ物と言えばかき氷だが、中国では氷を網の上に乗せ、調味料をくわえて焼く「焼き氷」なる謎メニューが屋台で売られているという。

 その調理風景が中国のSNSで拡散すると、なぜ氷を魚介類や肉と同様の方法で焼いて調理するのか?と頭の中が疑問符でいっぱいになったユーザーが続出した。


 ていうか、ただ冷たい調味料を食べているだけのような気もするが、意外とおいしいものなのだろうか?猛暑がそうさせるのか?

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老板,我也要一份烤冰塊,幫我烤焦一點謎メニュー、焼き氷を作る奇妙な屋台 中国・江西省南昌の屋台で撮影されたという謎の調理動画は、中国のSNSで注目を集め、ニュースでも伝えられた。

 動画では、大き目のキューブ状の氷が、網の上に乗せられ、ソースを塗り、調味料を振りかけながら焼かれている。

 最初に黄色っぽい液状のものがはけで塗られ、次に白っぽい塩のようが大量投下される。その間氷はずっと火にかけられた網の上だ。

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 さらに赤っぽい調味料と黄色っぽい調味料も投下され、またハケで何かが塗られた後、ゴマがふりかけられる。

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 できた氷は網から降ろされ皿の上に盛られ、上から小ネギをふりかければ出来上がりた。

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 いったいどんな味がするのだろう?調理方法をみていると味付けが濃いめなような気もする。

 実際に食べている人の映像は見つからなかったが、暑い夏の日には無料で提供されるそうで、この焼き氷は人気があるそうだ。暑い日にサービスメニューとして無料で提供。結構人気らしい 動画が注目を集めた後、中国メディアは屋台の経営者を追跡。この人気料理についてさらに詳しく知ることに成功したようだ。

 経営者によると、暑い日に涼を求めていたところ、この焼き氷を考案したという。


 冗談のつもりだったが、結局みんなに気に入ってもらい、作り続けることにした、と経営者は話したそうだ。

 焼き氷は、他のメニューのオマケとして提供されていて、伝えられるところでは食べてみたいという人が多く、事前にリクエストをする必要があるということだ。

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これは温かい料理なのか?冷たい料理なのか? それにしても、涼をとるために氷を食べるのはわかるが、なぜ火で焼く必要があったのか?調味料を美味しく食べるための調理法だったりするのか?

 表面は熱いけど中は冷え冷えとかいうやつなのか?

 日本には、アイスクリームに衣をつけて、からっと揚げるアイスクリーム天ぷらなるものもあるが、あれの仲間シリーズなのか?

 また、直火で調理していても完全には溶けない氷を、いったいどのようにして食べるべきなのか?

 動画を見た人からは、「熱いうちに食べるべきか、冷めてから食べるべきか」といった疑問も寄せられているようだ。小石を味付けして炒める謎メニューも存在していた ちなみに、中国では他にも一風変わった料理が話題になっている。

 小石をスパイシーに味付けして炒めた謎メニュー「嗦丟(スオディウ)」が、その1つだ。

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小吃中國|野生鐵匠哥爆炒鵝卵石,花式吃土,精致貧窮!

 焼き氷も、この炒めた小石のように、石を吐き出す前に氷についたスパイスを味わうのがベストな食べ方なのだろうか。

 答えは誰にもわからない。

 次は、どんな珍料理が出てくるのか。それも誰にもわからない。

References:Grilled Ice Is Apparently a Real Street Snack in China/ written by Scarlet / edited by parumo

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