むちゃしやがって...急流をSUVで渡ろうとした若者たちの末路
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 これも「SUVならいけると思った」事案らしい。一部界隈で「SUV万能」説が流布してるのかと思うほど、SUVで無茶しやがってな行動はたびたびニュースになるような?特に水関係な。

 といってもSUVにはなんの落ち度もなく、むしろこのようなドライバーの勝手な過信と無茶ぶりに迷惑をこうむってる立場だろう。

 この前アメリカで話題になった暴風のさなかに砂浜ではまった車もSUVだったが、今回はインドの川でのスタックだ。

 インドで今月3日、流れが急なうえに増水中の川をSUVで渡ろうとした3人の若者が、川の途中で立ち往生。地元の人の協力で九死に一生を得た出来事があった。

 救命胴衣で飛び込むも、一瞬で流される恐怖。幸いにも待機してた住民にキャッチされどうにか引き上げられるなど、川をなめまくった行動で危うく命を落としかけたのだ。

急流の中で車が立ち往生。SUVに乗っていた若者3人 こちらは今月3日、インドのウッタラーカンド州アルモーラー県で起きた出来事だ。

 見るからに流れが早いラムガンガ川の真ん中で、スタックしたSUVの上に乗る3人の若者たち。そのうち1人は救命胴衣をつけている。

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 川岸から地元の人が心配そうに見守る中
 まもなく救命胴衣を着た1人が水中にドボン!

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 が、瞬時に画面から消えてしまった。
 ひょっとして流されちゃったのか…?

 と思いきや、地元の男性2人がしっかりキャッチ!

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 流れつくのを見越して待機してくれてたのだ

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 動画はちょっと見にくいのだが、のこりの2人もどうにか川を渡って無事に川岸に着いたそうだよ。国産 SUVで川につっこみ動けなくなった3人 この様子をXでシェアした@GreaterNoidaWさんによると、この3人はインドのデリー首都圏から来たそうだ。  彼らはインドのマヒンドラ社の「タール」というSUVで、ラムガンガ川を渡る気でつっこんだが、実はこの川は、もとから流れが急なうえに最近の雨で危険な水量に達していた。

 そこに入ったSUVは案の定すぐに流され、岩にぶつかり立ち往生。3人も動けなくなっていた。

 だが幸いなことに、気づいた周囲の人たちが、岸辺の木からロープを張るなどして対策したのち、彼らを助けてくれたのだ。モンスーン時期の川の怖さを周知する映像 インドのメディアによると、今回の映像はモンスーン(季節風)の時期の川の怖さを知らせるものになったという。

 毎年インドでは一般に6から9月がモンスーンによる雨期で、10月以降がモンスーン明けとなる。だが雨期で増えた川の水はそう簡単に減るものじゃない。

 特にこの日は、直前まで雨が降ってたこともあり、水がかなり増えてたそうだ。ところが都会から来た3人は「SUVならいける」とばかりに完全になめてかかっていた。「SUVを与えるな」「愚かすぎて絶句」の声も 一方無茶しやがってな3人について、ユーザーからは厳しい声が寄せられた。
・この手の無謀なやつらにSUVを与えたらおしまい。貸すのもやめとけ。
・愚かすぎて絶句。
・なぜこんなことをしようと思うのか?その思考からしてわからない。
・そんな激流に車でつっこむことは自分たちの命だけじゃすまない。その考えなしの行動が誰かの命まで危険にさらすことになるんだぞ。
浜辺にはまるSUVやラムサール条約湿地を荒らした車も ちなみにインドでも、この手の無謀運転がたびたび話題にのぼっており、昨年6月にゴアのアンジュナ・ビーチでSUVを走らせたあげく、砂にはまった観光客もだいぶ非難されたそうだ。

この観光客は一時逮捕されたそう  また7月には、ラムサール条約の登録湿地になったツォ・カー湖やツォモリリ湖周辺を爆走した車がひんしゅくをかったそうだ。環境のため人数制限があるような所に車が入って荒らしまわったのだから無理もない。

「恥を知れ!」といわれたドライバーの暴走行為  てことで、無謀運転の例は尽きないようだが、今回の3人は相当懲りたのではなかろうか。周りの人に助けられて命拾いした経験が、今後の教訓になってればいいんだが。

References:ndtv / X など /written by D/ edited by parumo

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