いじめ被害に遭っていた女性が加害者に復讐。その方法をSNSで明かす
 学校に通う子供たちにとって、いじめは深刻な問題だ。いじめの被害者になると、学校生活は辛い地獄の日々となり、惨めな思い出に後々苦しめられることにもなり得る。


 だが、中には加害者に立ち向かって復讐する被害者もいる。

 ある女性は自分をいじめた女性に復讐することに成功し、12年経った今でもその思い出は懐かしく甘美なものとなっていることをSNSでシェアした。

いじめの被害者だった女性による投稿 先日、海外版2ちゃんねる「Reddit」で女性がシェアした内容によると、女性(Aさんとする)は学生時代に同性からいじめの被害に遭っていたという。

 加害者は、小学校時代はAさんの仲の良い友達の1人だったそうだ。

 ところが中学に上がると突然Aさんをいじめだした。これは女子同士でよくありがちないじめで、いままで仲良しだったのに、急に無視したり、他の生徒とつるんで嫌がらせをしたりするやつだ。
加害者の名前を仮にアレックスとします。

アレックスは、バスの中で私にコインを叩きつけて小さな傷を負わせたり、冗談で男友達に電話をかけさせて私を誘ったり、廊下で私を指差して笑ったりしました。こういうのって映画の中だけのことだと思っていました。

彼女は、私の人生を本当に惨めなものにしたのです。


[画像を見る]

pixabay
 高校に通うようになっても、アレックスによるAさんへのいじめは続いたという。
スペイン語の授業でアレックスの隣の席になってしまいました。
私たちの後ろには彼女の2人の親友が座っていました。

私はとても居心地が悪く、透明人間になった気分でした。アレックスは友達に私をいじめさせて、唾を投げつけたり、私の髪からピンを引きちぎって教室中に投げつけたりしました。

彼女たちのいじめにはうんざりしたけど、先生や親たちには口にすることができませんでした。


[画像を見る]

pixabay
 アレックスとその仲間たちに虐げられていたAさん。誰にも言えない辛い状況だったようだ。

 だがこのままいじめられてばかりはいられない。ある日Aさんはアレックスに復讐する機会を得た。グループ・プロジェクトで恥をかかせることに成功 スペイン語の授業で、アレックスと彼女の親友2人の隣に座らされたAさんは、4人でペアを組むグループ・プロジェクトで復讐する機会をつかんだという。
先生は4人1組のグループ・プロジェクトをやらせたのですが、当然私は近くの席のアレックスとその親友たちと一緒にしなければなりませんでした。

私は、彼女たちとプロジェクトのことで相談をしたり助けを求めたりしようとしましたがが、3人とも私を睨みつけて無視し、互いに3人だけで会話を続けるだけでした。

先生を見渡すと、その目に共感が浮かんでいたのを覚えています。


[画像を見る]

pixabay
 そのプロジェクトは大きなものではなかったが、スペイン語の台本を考えて、クラス全員の前で話さなければならないというものだったそうだ。

 最終的に、アレックスたちはAさんに任せきりにしてしまったようだ。そして、プロジェクト発表の日、アレックスはAさんの書いたものを読み上げた。まるで自分が台本を考えたかのように。

 だが、これがAさんの復讐だった。
全部台本を書いた私は、本来ならば特定の単語や時制を使わなければならなかったけど、それを一切盛り込みませんでした。

だから、アレックスの台詞は意味不明なものになりました。

アレックスは、話している途中で私が何をしたのか気づいたのでしょうけど、もう止めることができなかったみたいです。

教師は、アレックスに向かって声を荒げました。
 不出来なプロジェクトを教師は非難し、アレックスはクラス全員の前でとんでもなく恥をかかされる羽目になったという。
もう、当時何を言ったのか正確には覚えていませんが、教師の口調は間違いなくアレックスはバカで、ひどい成績が予想され落第点がつくことを暗に示していました。

アレックスがクラス全員の前で恥をかかされたことは、私にとって快感極まる楽しいものでした。


[画像を見る]

pixabay
現在のいじめっ子アレックスの状況をSNSで確認すると 12年前の過去の復讐ストーリーをRedditに投稿したAさんは、おまけとして最近、アレックスがどうしているのかちょっとググってみたようだ。

 すると、アレックスは贅沢なライフスタイルの写真をSNSによく投稿している一方で、クレジットカードや家賃の支払いを滞納したために何度も訴えられていることがわかったそうだ。
彼女の生活はすべて見せかけだけで、実際には家賃も払えないのだと知ると、笑いがこみ上げてきました。

経済的に苦労している人を憎むつもりはないけれど、デザイナーズブランドの商品を買うときは、まず請求書の支払いを心配したらどうかしら。
 投稿を見たユーザーからは、「最高の復讐だね。ツケは自分に返ってくるものだよ」「よくやったわ、いじめた相手を落第させるなんて」といった声が寄せられている。

References:'School bully made my life hell for years - but I got revenge on them’/ written by Scarlet / edited by parumo

画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。
編集部おすすめ