
image credit:pielisland/Instagram
イギリスの周りには小さな島がいくつかあるが、カンブリア州のファーネス半島の沖合に浮かぶピエル島は、人口が総勢10人という小さな島だ。
ここには、14世紀に建てられたとされる城とパブがある。
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Exploring Stunning Piel Island & Castle, Cumbria. SD, HD 4K.イギリスの小さな孤島ピエル島 湖水地方で有名なカンブリア州の沖合に、地図にはあまり載らないほどの小さい島「ピエル島」がある。
14世紀の城と、200年以上の歴史を持つパブがあるこの島へは、4月から9月まで6か月間のみ運行されるフェリーか、砂浜を渡るガイド付きの散歩道で行くことができる。
この島の人口は10人。小さな小さなコミュニティだ。だが、ここにはさまざまな野生生物が生息している。[画像を見る] 何年もの間、ピエル島はそのユニークさから世界中の関心を集めてきた。
現在、島に住んでいるのはほんの一握りだが、3000年以上前からこの島には人が住んでいたと考えられている。
イギリスの孤島ともいえるこの島の主な見どころのひとつは、14世紀に建てられたピエル城だ。
スコットランドの襲撃を阻止するためにファーネス修道院の修道士によって建てられたという。
ピエル島の南東端に位置するこの城は、モアカム湾から眺めることができる。
専門家は、この島と城がイギリスの歴史における重要なエピソードを静かに目撃してきたと指摘している。
興味深いことに、このパブでは新しい家主が誕生するたびに島の「王」が戴冠される。
この伝統は、15世紀にランバート・シムネルがイギリスの王位を簒奪しようとした出来事に関係しているそうだ。
15世紀後半、ヘンリー7世を打倒しようとする軍隊がランバート・シムネルという10歳の少年を連れてこの島に上陸した。
彼らは島で一晩野営した後、ロンドンに向けて出発した。
しかし、反乱はノッティンガムシャーのニューアークに近いストーク・フィールドの戦いで鎮圧された。
1800年代になって、シップ・イン(船宿)の常連客たちがこの話を参考にし、ピエル島に独自の君主を置くべきだと決めた。
昨年、33歳のアーロン・サンダーソンさんがシップ・インのオーナーとなり、"ピエルの王 "となった。[画像を見る] 彼はピエル島で戴冠式の一環として、頭からビールを注がれた。
[動画を見る]
New 'king' of tiny British island gets beer dumped on head as part of traditional coronation
References:This Tiny Island In UK Has Its Own King, A 14th Century Castle And A Pub / written by Scarlet / edited by parumo
追記(2023/12/11)本文を一部修正して再送します。
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。
イギリスの周りには小さな島がいくつかあるが、カンブリア州のファーネス半島の沖合に浮かぶピエル島は、人口が総勢10人という小さな島だ。
ここには、14世紀に建てられたとされる城とパブがある。
特に夏場は多くの観光客が訪れるが、その静かな佇まいは古いイギリスの歴史を感じさせる。
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Exploring Stunning Piel Island & Castle, Cumbria. SD, HD 4K.イギリスの小さな孤島ピエル島 湖水地方で有名なカンブリア州の沖合に、地図にはあまり載らないほどの小さい島「ピエル島」がある。
14世紀の城と、200年以上の歴史を持つパブがあるこの島へは、4月から9月まで6か月間のみ運行されるフェリーか、砂浜を渡るガイド付きの散歩道で行くことができる。
この島の人口は10人。小さな小さなコミュニティだ。だが、ここにはさまざまな野生生物が生息している。[画像を見る] 何年もの間、ピエル島はそのユニークさから世界中の関心を集めてきた。
現在、島に住んでいるのはほんの一握りだが、3000年以上前からこの島には人が住んでいたと考えられている。
イギリスの孤島ともいえるこの島の主な見どころのひとつは、14世紀に建てられたピエル城だ。
スコットランドの襲撃を阻止するためにファーネス修道院の修道士によって建てられたという。
ピエル島の南東端に位置するこの城は、モアカム湾から眺めることができる。
専門家は、この島と城がイギリスの歴史における重要なエピソードを静かに目撃してきたと指摘している。
[画像を見る] パブの新たな家主は島の王として歓迎 古城に加え、島にはシップ・インというパブがある。当然、この小さな島にはパブは1軒のみだ。
興味深いことに、このパブでは新しい家主が誕生するたびに島の「王」が戴冠される。
この伝統は、15世紀にランバート・シムネルがイギリスの王位を簒奪しようとした出来事に関係しているそうだ。
15世紀後半、ヘンリー7世を打倒しようとする軍隊がランバート・シムネルという10歳の少年を連れてこの島に上陸した。
彼らは島で一晩野営した後、ロンドンに向けて出発した。
しかし、反乱はノッティンガムシャーのニューアークに近いストーク・フィールドの戦いで鎮圧された。
1800年代になって、シップ・イン(船宿)の常連客たちがこの話を参考にし、ピエル島に独自の君主を置くべきだと決めた。
昨年、33歳のアーロン・サンダーソンさんがシップ・インのオーナーとなり、"ピエルの王 "となった。[画像を見る] 彼はピエル島で戴冠式の一環として、頭からビールを注がれた。
[動画を見る]
New 'king' of tiny British island gets beer dumped on head as part of traditional coronation
References:This Tiny Island In UK Has Its Own King, A 14th Century Castle And A Pub / written by Scarlet / edited by parumo
追記(2023/12/11)本文を一部修正して再送します。
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。
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