
image credit:Fox GuardiansFacebook
イギリス南部イギリス南部ウェスト・サセックス州にはキツネの保護区『フォックス・ガーディアンズ』がある。
保護区内の緑豊かな敷地で、ボールやおもちゃを見つけたキツネたちが、まるで犬のように夢中になって追いかけたりくわえたりして遊ぶ姿はとても愛らしい。
日本ではキツネというとエキノコックス症の感染が懸念されているが、イギリスの場合、エキノコックスの根絶に成功している。
保護区ではキツネたちと共存できる環境を作るための監視や支援、保護する活動を行っている。
[動画を見る]
野生のキツネを監視・支援するイギリスの保護団体 イギリスの民家の庭には鳥やキツネ、ハリネズミ、地域によってはヨーロッパアナグマなど、さまざまな野生動物が現れる。
都会・郊外の住宅に野生のキツネが食べ物を求めて現れ住人を驚かせることがあるが、キツネは人間やペットの犬猫に対して警戒心が強く、直接脅かされない限りは逃げて行く。
ただし、危害をくわえられないとわかると人間を信頼し、その人の周りでは大胆に近寄ったりする傾向があるという。
RSPCA(英国動物虐待防止協会)では「キツネに手で餌を与えたり手なずけたりすることは、キツネに近づきたくない人に近づくことを助長する可能性があるためしないことが重要」と注意を促している。
こうした情報に集中すると野生のキツネは否定的な印象を持たれがちだが、イギリスではキツネも他の野生動物と同じように大切に保護する活動が行われている。
キツネのコミュニティを保護する非営利団体『フォックス・ガーディアンズ』もその1つであり、彼らはキツネに対する尊敬と思いやりを促進しているという。[画像を見る] フォックス・ガーディアンズのウェブサイトでは、活動について次のように述べられてある。
シャイで臆病な印象を持たれている野生のキツネは、とても遊び好きな一面があるようだ。
赤いボールを見つけると、子ギツネは大喜びして飛んだり跳ねたりしてボールと遊んでいる。
はしゃぐ姿はまるで子犬のようだ。
[動画を見る]
しかし、この情報はほとんどの住人も利用することができる。庭に野生のキツネが現れた場合の対処法として、フォックス・ガーディアンズはこのようにアドバイスしている。
彼は今でも保護区の敷地内をうろつきまわっていて、成長したにもかかわらず新しいおもちゃを見つけるとすぐに子ギツネに戻って遊びたがるのだという。[画像を見る] イギリスのキツネについて 無邪気におもちゃで遊ぶキツネの姿を見ているとかわいく、イギリスの住人たちはつい近くでキツネの姿を見かけると動画に捉えたりもする。
だが、イギリスのキツネももちろん厄介な病気を持っているため、接触は勧められていない。
RSPCAや政府のウェブサイトでは、キツネの病気についておおむね次のような記載がある。
統計的には、イギリスではキツネがもたらす危険は非常に小さく、凶暴な犬による危険の方がはるかに大きい。
キツネが猫に与える危険はほとんどない。猫を追いかけることはごくたまにあるそうだが、ほとんどの場合は猫を見るとキツネは逃げる傾向にある。
イギリスでは猫と犬の数はキツネの数より圧倒的に多く、通常は深刻な問題もなく共存しているといっていい。
しかし、毎年多くの子ギツネがペットの猫や犬に殺されている。イギリスのキツネの個体数の最大50%は路上で殺されているという。
また、子ギツネの最大80%が性成熟前に犬猫に襲われて命を落とすため、今以上に個体数が増えることはないようだ。
ちなみに、イギリスではキツネの毒殺は違法となっている。農薬によって毒殺されたと思われるキツネの死体が発見された場合は、通報するよう呼びかけている。
References:Fox Cub Jumps For Joy When He Finds A Red Ball On The Ground/ written by Scarlet / edited by parumo
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イギリス南部イギリス南部ウェスト・サセックス州にはキツネの保護区『フォックス・ガーディアンズ』がある。
保護区内の緑豊かな敷地で、ボールやおもちゃを見つけたキツネたちが、まるで犬のように夢中になって追いかけたりくわえたりして遊ぶ姿はとても愛らしい。
日本ではキツネというとエキノコックス症の感染が懸念されているが、イギリスの場合、エキノコックスの根絶に成功している。
保護区ではキツネたちと共存できる環境を作るための監視や支援、保護する活動を行っている。
[動画を見る]
野生のキツネを監視・支援するイギリスの保護団体 イギリスの民家の庭には鳥やキツネ、ハリネズミ、地域によってはヨーロッパアナグマなど、さまざまな野生動物が現れる。
都会・郊外の住宅に野生のキツネが食べ物を求めて現れ住人を驚かせることがあるが、キツネは人間やペットの犬猫に対して警戒心が強く、直接脅かされない限りは逃げて行く。
ただし、危害をくわえられないとわかると人間を信頼し、その人の周りでは大胆に近寄ったりする傾向があるという。
RSPCA(英国動物虐待防止協会)では「キツネに手で餌を与えたり手なずけたりすることは、キツネに近づきたくない人に近づくことを助長する可能性があるためしないことが重要」と注意を促している。
こうした情報に集中すると野生のキツネは否定的な印象を持たれがちだが、イギリスではキツネも他の野生動物と同じように大切に保護する活動が行われている。
キツネのコミュニティを保護する非営利団体『フォックス・ガーディアンズ』もその1つであり、彼らはキツネに対する尊敬と思いやりを促進しているという。[画像を見る] フォックス・ガーディアンズのウェブサイトでは、活動について次のように述べられてある。
私たちはキツネに関する教育的で楽しい映画を制作し、キツネが受ける不当な否定的報道と釣り合うようにしています。[画像を見る] ぬいぐるみやボールで遊ぶのが大好きな子ギツネたち フォックス・ガーディアンズではFacebookを定期的に更新し、地元で保護されたキツネたちの様子をシェアしている。
また、都会の弱い立場にあるキツネを監視・支援し、複数のキツネの保護に携わるとともに、保護キャンペーンを展開しています。
シャイで臆病な印象を持たれている野生のキツネは、とても遊び好きな一面があるようだ。
赤いボールを見つけると、子ギツネは大喜びして飛んだり跳ねたりしてボールと遊んでいる。
はしゃぐ姿はまるで子犬のようだ。
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遊び好きな子ギツネがボールを見つけるとこうなります。彼らは文字通り、何時間でもボールで遊び続けるのです![画像を見る] フォックス・ガーディアンズは、100パーセントの時間を地元のキツネの世話に費やしていて、キツネにおもちゃを与えることで個々のスキルを向上させているという。
おもちゃは若いキツネにとって単なる遊び道具ではありません。
子ギツネたちは遊びを通して機敏になり、強くなります。どちらの資質も自立する段階で狩りをしたり戦ったりするために必要なのです。(フォックス・ガーディアンズFacebook)
しかし、この情報はほとんどの住人も利用することができる。庭に野生のキツネが現れた場合の対処法として、フォックス・ガーディアンズはこのようにアドバイスしている。
芝生を掘り返す子ギツネがいたら、古い靴下やティータオル、安物の柔らかいおもちゃを与えてみてください。ちなみに、赤いボールを見つけておおはしゃぎしていた子ギツネは、その後ほぼ自立した10代に成長したそうだ。
好奇心旺盛なキツネを庭の景色や匂いから遠ざけ、さらに魅力的なおもちゃを与えれば、みんなハッピーになります。
彼は今でも保護区の敷地内をうろつきまわっていて、成長したにもかかわらず新しいおもちゃを見つけるとすぐに子ギツネに戻って遊びたがるのだという。[画像を見る] イギリスのキツネについて 無邪気におもちゃで遊ぶキツネの姿を見ているとかわいく、イギリスの住人たちはつい近くでキツネの姿を見かけると動画に捉えたりもする。
だが、イギリスのキツネももちろん厄介な病気を持っているため、接触は勧められていない。
RSPCAや政府のウェブサイトでは、キツネの病気についておおむね次のような記載がある。
キツネは疥癬(かいせん)やトキソプラズマ症(糞便を介して伝染する感染症)など、人に感染する病気を媒介することがあるが、これらの感染症にかかる可能性が高いのは、キツネよりもペットの犬や猫である。[画像を見る] キツネが人間を襲う事例については非常に稀だが、過去に民家に侵入した野生のキツネが小さな子供を含む人間を噛んだという報告があるようだ。
キツネの体やその糞便に直接触れない限り、人がキツネから病気に感染するリスクは低い。
統計的には、イギリスではキツネがもたらす危険は非常に小さく、凶暴な犬による危険の方がはるかに大きい。
キツネが猫に与える危険はほとんどない。猫を追いかけることはごくたまにあるそうだが、ほとんどの場合は猫を見るとキツネは逃げる傾向にある。
イギリスでは猫と犬の数はキツネの数より圧倒的に多く、通常は深刻な問題もなく共存しているといっていい。
しかし、毎年多くの子ギツネがペットの猫や犬に殺されている。イギリスのキツネの個体数の最大50%は路上で殺されているという。
また、子ギツネの最大80%が性成熟前に犬猫に襲われて命を落とすため、今以上に個体数が増えることはないようだ。
ちなみに、イギリスではキツネの毒殺は違法となっている。農薬によって毒殺されたと思われるキツネの死体が発見された場合は、通報するよう呼びかけている。
References:Fox Cub Jumps For Joy When He Finds A Red Ball On The Ground/ written by Scarlet / edited by parumo
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