
水銀には他の金属との合金をつくりやすい性質がある。この性質を利用して、アルミニウムと化学反応させたらどうなるのかという実験が行われた。
アルミニウムの特性上、なかなか反応させることが難しかったが、試行錯誤の末、ついに反応させることに成功。
その結果、ニョキニョキと白い物体が伸びていき、細い触手で覆われたかのような魔物のようなものが召喚できたようだ。
水銀とアルミニウムを反応させる科学実験 まず用意するのはアルミニウムの板と水銀だ。水銀が流れないよう、アルミニウムにはくぼみをつけた。
そのくぼみに水銀を入れ、金属の棒で混ぜ合わせるも反応なし。電動ドリルで高速攪拌するも反応なし。
[画像を見る]
その理由はアルミニウムの表面を覆う酸化皮膜にある。
アルミニウムは、酸素との化学親和性が非常に強いため、酸化アルミニウム(アルミナ)になりやすく、空気中にアルミニウムを放置するだけでもアルミニウムの表面には薄い酸化皮膜ができてしまう。
そこで一旦水銀をスポイトで取り出し、塩酸をアルミのくぼみにスポイドで垂らした。塩酸はアルミナを分解することができるが、アルミニウム本体も浸食してしまうのですぐにしっかりとふき取る。
気を取り直して再びアルミのくぼみに水銀をスポイトで垂らす。
するとどうでしょう。水銀とアルミニウムが反応し、ニョキニョキと白い物体が伸びてきた。よく見ると白い糸状となっている。
[画像を見る]
これが水銀とアルミニウムが作り出した「アルミニウム・アマルガム(合金)」だ。
実際にはこの形状になるまで数時間かかったそうだが、映像は倍速モードになっているので、すぐに何か生えてきた気分になる。
とんでもない魔物を召喚してしまった気分にもなれる。
[画像を見る]
色が白っぽい理由は、空気中の酸素がアルミニウムと反応したアルミナによるものだ。ただしこのアルミニウム合金はとても脆く、手で触るとホロホロと崩れてしまう。
その重さはたった0.2gほどだったそうで、それらを取り除いたところ、まだ水銀が残されていた。
再び水銀を取り除き、アルミニウムの板の上をきれいに掃除し、また水銀を入れ、今度は水で濡らしてみることに。
すると気泡が発生するも、合金は誕生せず。再び板をきれいにし、水銀を取り除いたのだが、完全に取り除くことはできなかったようで、放置していたところ、再びニョキニョキと例の魔物が現れた。
[画像を見る]
今回は前回よりも太く成長したため、重さに耐えきれず、ぱたっと倒れてしまったようだ。
この試行錯誤の実験結果は以下の動画から確認できる。
[動画を見る]
Aluminum and Mercury
今回は1本ニョッキだったが3本ニョッキをする実験動画も追加された。
[動画を見る]
Aluminum and Mercury - Trying out your suggestions!
これらの動画は2017年に投稿されたものだが、最近短く編集された映像が最近X(旧Twitter)で話題となっていたので、取り上げてみることにしたよ。
ていうかこの召喚されたもの、何かに似てるんだよな。
えのきかな?いやもっと他にあったはず。
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
アルミニウムの特性上、なかなか反応させることが難しかったが、試行錯誤の末、ついに反応させることに成功。
その結果、ニョキニョキと白い物体が伸びていき、細い触手で覆われたかのような魔物のようなものが召喚できたようだ。
水銀とアルミニウムを反応させる科学実験 まず用意するのはアルミニウムの板と水銀だ。水銀が流れないよう、アルミニウムにはくぼみをつけた。
そのくぼみに水銀を入れ、金属の棒で混ぜ合わせるも反応なし。電動ドリルで高速攪拌するも反応なし。
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その理由はアルミニウムの表面を覆う酸化皮膜にある。
アルミニウムは、酸素との化学親和性が非常に強いため、酸化アルミニウム(アルミナ)になりやすく、空気中にアルミニウムを放置するだけでもアルミニウムの表面には薄い酸化皮膜ができてしまう。
そこで一旦水銀をスポイトで取り出し、塩酸をアルミのくぼみにスポイドで垂らした。塩酸はアルミナを分解することができるが、アルミニウム本体も浸食してしまうのですぐにしっかりとふき取る。
気を取り直して再びアルミのくぼみに水銀をスポイトで垂らす。
するとどうでしょう。水銀とアルミニウムが反応し、ニョキニョキと白い物体が伸びてきた。よく見ると白い糸状となっている。
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これが水銀とアルミニウムが作り出した「アルミニウム・アマルガム(合金)」だ。
実際にはこの形状になるまで数時間かかったそうだが、映像は倍速モードになっているので、すぐに何か生えてきた気分になる。
とんでもない魔物を召喚してしまった気分にもなれる。
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色が白っぽい理由は、空気中の酸素がアルミニウムと反応したアルミナによるものだ。ただしこのアルミニウム合金はとても脆く、手で触るとホロホロと崩れてしまう。
その重さはたった0.2gほどだったそうで、それらを取り除いたところ、まだ水銀が残されていた。
再び水銀を取り除き、アルミニウムの板の上をきれいに掃除し、また水銀を入れ、今度は水で濡らしてみることに。
すると気泡が発生するも、合金は誕生せず。再び板をきれいにし、水銀を取り除いたのだが、完全に取り除くことはできなかったようで、放置していたところ、再びニョキニョキと例の魔物が現れた。
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今回は前回よりも太く成長したため、重さに耐えきれず、ぱたっと倒れてしまったようだ。
この試行錯誤の実験結果は以下の動画から確認できる。
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Aluminum and Mercury
今回は1本ニョッキだったが3本ニョッキをする実験動画も追加された。
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Aluminum and Mercury - Trying out your suggestions!
これらの動画は2017年に投稿されたものだが、最近短く編集された映像が最近X(旧Twitter)で話題となっていたので、取り上げてみることにしたよ。
ていうかこの召喚されたもの、何かに似てるんだよな。
えのきかな?いやもっと他にあったはず。
written by parumoMercury + Aluminumpic.twitter.com/3JsvwlFc0h
— Figen (@TheFigen_) March 27, 2024
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