
犬型ロボットの進化が止まらない。災害救助で活躍したり、ライフルを搭載して戦場に立ったり、火炎放射器を搭載したものも登場したが、人間の良き相棒としてペット用に開発されているロボット犬もある。
そんな犬型ロボットの姿は、未来のテクノロジーを夢見てきた我々をSFの世界に迷い込んだような気分にさせるが、これは現実のことであり実際すでに始まってるのだ。
イギリスの首都ロンドンの中心部で、ロボット犬が一匹で、通りをすたすたと歩いている様子が撮影され、海外掲示板で話題になっていた。
ロンドンの中心街を1匹だけで歩くロボット犬 ロンドンのオックスフォード・サーカスで撮影された動画が海外掲示板redditに投稿されたのは今月13日のことだった。そこに写っているのは、通りの向こうからとことこと歩いて来る犬……?
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image credit:reddit
道行く人もその歩みのあまりのナチュラルさに、ロボット犬だとは気づいた人は多くない? なんだか思ったほど注目を集めてはいないようだ。
ロボット犬は既にペットとして世界各地で散歩させている人が続出しており、そこまで珍しいシロモノでもなくなっている説もあるわけだし、まあ、そんなものなのかな。
いやいや、今回の違和感は何かっていうと、周囲にオーナーらしき人の姿は見当たらず、ロボット犬がひとりで歩いているように見えることなんだ。
まさかこれは、いわゆる野良ロボット犬なのか?
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image credit:reddit
よく見ると背中にタブレットを背負ってる?
いったい何をしているんだろう。
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image credit:reddit
その正体はペット用に開発されたロボット犬「Unitree Go2」だった この「犬」の正体についてはredditの特定班がサクッと見つけてきてくれた。中国のUnitree Robotics(ユニツリー・ロボティクス)による四足歩行ロボット、Unitree Go2らしいぞ。
ロボット犬と言えばボストンダイナミクス社の「スポット」が有名だが、今回登場したのは中国発の廉価版とも言えるモデル。
災害や医療の現場、人間が近づけない危険な場所での活躍が期待されるスポットとはが違い、「ペット」としてのコンセプトがメインで開発されたものだ。
[動画を見る]
「Unitree Go2」国内予約販売開始〈詳細は概要欄から〉廉価にして高機能なロボット犬 Unitree Go2は昨年秋に発売になったモデルで、特にバランスに優れた機能が売りなようだ。
そしてなんとGPTが搭載されているらしいので、もしかしたら会話もできちゃうのか?
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「Unitree Go2 Air」の動作を実機で見てみる
気になるお値段であるが、Unitree Go2にはAIR・PRO・EDUの3つのモデルがあり、それぞれにスペックと販売価格が異なっている。
発売当時の価格で見ると、「AIR」が1600ドル(現在のレートで約25万円)、「PRO」が2800ドル(約44万円)、「EDU」の価格は公開されておらず、要相談ということのようだ。
オプションなどつけるとピンキリになるんだろうが、この値段なら手が届!くという人も少なくないのかもしれない。
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「Unitree H1」歩行機能の開発事例
そういえば、ボストンダイナミクス社の二足歩行ロボット「アトラス」も、2024年4月引退を発表した直後、顔がまん丸の新型を発表したばかりだし、ほんともうSFで見た近未来的世界がどんどんガチになってくようだね。
References:'Black Mirror' creature spotted scuttling across UK street leaving Brits alarmed / written by ruichan/ edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
そんな犬型ロボットの姿は、未来のテクノロジーを夢見てきた我々をSFの世界に迷い込んだような気分にさせるが、これは現実のことであり実際すでに始まってるのだ。
イギリスの首都ロンドンの中心部で、ロボット犬が一匹で、通りをすたすたと歩いている様子が撮影され、海外掲示板で話題になっていた。
ロンドンの中心街を1匹だけで歩くロボット犬 ロンドンのオックスフォード・サーカスで撮影された動画が海外掲示板redditに投稿されたのは今月13日のことだった。そこに写っているのは、通りの向こうからとことこと歩いて来る犬……?
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image credit:reddit
道行く人もその歩みのあまりのナチュラルさに、ロボット犬だとは気づいた人は多くない? なんだか思ったほど注目を集めてはいないようだ。
ロボット犬は既にペットとして世界各地で散歩させている人が続出しており、そこまで珍しいシロモノでもなくなっている説もあるわけだし、まあ、そんなものなのかな。
いやいや、今回の違和感は何かっていうと、周囲にオーナーらしき人の姿は見当たらず、ロボット犬がひとりで歩いているように見えることなんだ。
まさかこれは、いわゆる野良ロボット犬なのか?
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image credit:reddit
よく見ると背中にタブレットを背負ってる?
いったい何をしているんだろう。
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image credit:reddit
その正体はペット用に開発されたロボット犬「Unitree Go2」だった この「犬」の正体についてはredditの特定班がサクッと見つけてきてくれた。中国のUnitree Robotics(ユニツリー・ロボティクス)による四足歩行ロボット、Unitree Go2らしいぞ。
ロボット犬と言えばボストンダイナミクス社の「スポット」が有名だが、今回登場したのは中国発の廉価版とも言えるモデル。
災害や医療の現場、人間が近づけない危険な場所での活躍が期待されるスポットとはが違い、「ペット」としてのコンセプトがメインで開発されたものだ。
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「Unitree Go2」国内予約販売開始〈詳細は概要欄から〉廉価にして高機能なロボット犬 Unitree Go2は昨年秋に発売になったモデルで、特にバランスに優れた機能が売りなようだ。
ジャンプや宙返り、逆立ちだってお手の物。
そしてなんとGPTが搭載されているらしいので、もしかしたら会話もできちゃうのか?
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「Unitree Go2 Air」の動作を実機で見てみる
気になるお値段であるが、Unitree Go2にはAIR・PRO・EDUの3つのモデルがあり、それぞれにスペックと販売価格が異なっている。
発売当時の価格で見ると、「AIR」が1600ドル(現在のレートで約25万円)、「PRO」が2800ドル(約44万円)、「EDU」の価格は公開されておらず、要相談ということのようだ。
オプションなどつけるとピンキリになるんだろうが、この値段なら手が届!くという人も少なくないのかもしれない。
What in the Black Mirror…海外勢の反応は……? さて、この光景を見たreddit民たちの反応はというと……。
byu/maciek77x inlondon
・あのスポットのクローンがそんな安く手に入るんか!Unitree Robotics社では、さらに「H」シリーズという二足歩行ロボットの開発も進めているようだ。
→スポットほど頑丈でも機能たっぷりでもないけどね。まあ、お金に余裕ある人とか、インフルエンサーがネタにするにはいいんじゃない?
・問題は、なぜヤツがロンドンの真ん中を歩いているかってことだ。周りの誰もが無関心なのはなぜ?
・家の近くでこのロボットを見かけたよ。持ち主はそいつをうちの犬にけしかけてきだんだ。危うくそいつを蹴り倒しかけた。野次馬にとっては「本物の犬とロボット犬の対決!」って感じで楽しめたんだろうけど
・でもこいつはいったい何をしているんだ? 誰かに何かを届けるところ? それとも理由なく歩き回っているだけ?
→誰かがTikTok用に撮影でもしてるんじゃないかな
・今のロンドンでは、みんなスマホや自転車を盗まれる心配なしに持つことさえできないのに、こいつはどうして無事に動き回っていられるんだ?
・背中にタブレットが乗っているところを見ると、どこかのインフルエンサーが遠隔で何かやってるんだと思うけど
・基本的に、これは足がついてるだけのドローンだよ
・Unitree Go2だね。スポットのクローンとしては優れモノだ。10年後には今のスポットに匹敵するような性能のロボット犬が、これと同じ値段で買えるようになるんだろうな。今から10年前ってどんなロボットが手に入ったと思う?
→Sonyのaibo!
→懐かしい!子供の頃あれに夢中だったよ
→QRIO(Sonyが開発していた二足歩行ロボット)の方が良かった
→ASIMOの方がもっとクールだった!
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「Unitree H1」歩行機能の開発事例
そういえば、ボストンダイナミクス社の二足歩行ロボット「アトラス」も、2024年4月引退を発表した直後、顔がまん丸の新型を発表したばかりだし、ほんともうSFで見た近未来的世界がどんどんガチになってくようだね。
References:'Black Mirror' creature spotted scuttling across UK street leaving Brits alarmed / written by ruichan/ edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
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