お尻にやさしい自転車サドル、ペダルを漕ぐと連動する
 運動にもなりお財布にもやさしい自転車はなくてはならない乗り物だが、ずっと乗ってるとお尻が痛くなったりする。そんなお悩みに徹底して向き合ったサドルをご存じだろうか?

 オーストラリアのエンジニアが開発した新型サドル「ヴァブスライダー(vabsRider)」は、なんと左右に分かれていて、それぞれが太ももとお尻にフィットして動くようになっている。


 この工夫により、長く乗っても快適な乗り心地が楽しめるんだそうだ。

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https://www.youtube.com/embed/f3UaHAyUI4Q" title="Introducing vabsRider by ataraxyBSCいままでのサドルと違う!2分割で動くヴァブスライダー こちらの自転車サドル、ヴァブスライダー(vabsRider)は、従来のサドルと異なるユニークなもの。

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 なんとサドルが左右に分かれていて、それが片方ずつ太ももとお尻の動きに合わせて動くのだ。

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 お尻から太もも裏にフィットするこの構造により、座骨に集中しがちな圧力を太ももに逃すことで、負荷が均等に分散されるため、長時間漕いでも快適でいられるという。位置や角度も調節でき幅の拡張も可能 お尻にやさしいヴァブスライダーは前後の位置と前傾角度が調節可能、また台座にある三角形のパーツにアジャスターを挟めば幅も広げることもできる。

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 分割設計によりそれぞれのお尻の幅に合わせられ、デリケートゾーンへの圧迫も軽減できそうだ。

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 というかこのサドル、足踏みマシンというかクロストレーナーみたいな器具に近いものを感じるが、最初にお尻を乗せる時にコツがいるかも?降りる時に両足下ろすとサドルも一斉に傾いてずるんと降りるスタイルになるの?とかいろいろ興味深い。オーストラリアのエンジニアのアイデアが製品に このサドルのアイデアは、オーストラリアのエンジニア、ロビン・マカン氏が2016年に思いついたもの。

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 同氏はその後、工業デザイナーのフィリップ・ギシャール氏とコンセプトを発展させ、メルボルンに拠点を置くデザイン グループ の協力で市場に出せる製品を生み出だした。

 「世界初の仮想軸自転車サドル」と称されるヴァブスライダーは、現在マカン氏が創設したスタートアップ企業、ataraxyBSC が取り扱っている。

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 なおこのサドルは今年10月世界に向け販売予定で、価格もその時に明らかになるそう。気になる人はataraxyBSC公式をチェックだ。


References:newatlas / youtube / ataraxybscなど /written by D/ edited by parumo

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