
ちょっとまって何車線?日本の道路の何倍?って二度見するほど巨大な通りはアルゼンチンの首都にある。その幅およそ110m、16車線でギネス認定されている世界一幅が広い大通りだ。
この通りの名は、アルゼンチン独立記念日にちなんだ「7月9日大通り(Avenida 9 de Julio)」という。
完成は1980年頃。首都創設を記念する白い塔とともにブエノスアイレスが誇る人気観光スポットで、この広い通りを実際に横断してみた映像もSNSで人気なんだそうだ。
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Sobrevolando la Historia: Avenida 9 de Julio y Obelisco desde las Alturas 世界一広い!ブエノスアイレスの「7月9日大通り」 アルゼンチンのブエノスアイレスにある「7月9日大通り(Avenida 9 de Julio)」は、世界一広い大通りのギネス記録に認定されている。
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その幅は記録によると、およそ110m、車線は全部で16車線。全長およそ4kmだそう。これだけ広いと横断もちょっとしたイベントになる。
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中心にあるのは首都創設400周年記念の白い塔。高さおよそ67mあるそう。
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その足元はこんな風になっている
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ただこの大通りの広さについては諸説あり、(追加車線として機能する並行した通り2つを足して)幅最大140m、(通常は)片側最大7車線ともいわれている。いずれにせよ格段に広いことは確かだ。
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パリのシャンゼリゼ通りをモデルに幅を2倍に設計 アルゼンチンの独立記念日にちなんだ名をもつこの通りは、この都市が「南米のパリ」と呼ばれていた時代に、パリのシャンゼリゼ通りをモデルに設計された。
だがもっと優位に見せたいという意向から、最終的には当時のシャンゼリゼ通りの2倍の幅の設計になった。
そのために最初の区間の完成だけでも 60,000 平方メートルの都市不動産が取り壊され、何千人もの住民が立ち退くことになった。
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image credit:user:Sking,CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
建設開始は1935年で、1960年代にほぼ完成。最終的に完成したのは1980年のことだという。その広さは見てのとおり壮観で1区画を占めるほど広い。
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image credit:jmpznz from https://www.flickr.com/photos/jmpznz/481712080/,CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
横断チャレンジでかかった時間4分17秒! この大通りの横断時間を@zeidanerさんが実際に測ってみることに。
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通常よりも速く歩いたつもりだったが、信号待ちを含めるとなんと4分17秒もかかったそう。@zeidanerさんいわく、一般に通りの横断にかかる時間は約25秒というからやはりけた外れに広い。
実はこの大通りは通常の車線だけでなく、中央に歩行者エリア、各車線の間に歩道が7つも設けられていて、そのほかに並行してバス専用車線が4つもあって、渡るのも難しいらしい。
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記念日の7月9日に横断した@zeidanerさんのtiktok投稿
ただこの通り沿いにはたくさんの見どころがある。印象的な白い塔も見られるので、多くの観光客は横断を楽しんでるそう。
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image credit:Pavel Špindler, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
アルゼンチン観光に行くチャンスがあれば、ぜひこの壮大な通りを渡ってその広さを味わってみたいものだ。
ちなみに世界で一番車線数の多い道路で調べると、北京-香港-マカオ高速道路「G4」で50車線あると出てくる。
なお、日本で最も幅の広い道路は神奈川県横須賀市~千葉県千葉市までを国道357号にあるという。
そのなかでも東京都品川区八潮3丁目2番地~大田区東海3丁目の区間の道幅は合計で100mあり、今のところ日本一となっている。
追記:(2024/07/11)本文を一部訂正して再送します。
References:odditycentral / wikipedia / youtube / guinnessworldrecords / webuildvalue / など /written by D/ edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
この通りの名は、アルゼンチン独立記念日にちなんだ「7月9日大通り(Avenida 9 de Julio)」という。
完成は1980年頃。首都創設を記念する白い塔とともにブエノスアイレスが誇る人気観光スポットで、この広い通りを実際に横断してみた映像もSNSで人気なんだそうだ。
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Sobrevolando la Historia: Avenida 9 de Julio y Obelisco desde las Alturas 世界一広い!ブエノスアイレスの「7月9日大通り」 アルゼンチンのブエノスアイレスにある「7月9日大通り(Avenida 9 de Julio)」は、世界一広い大通りのギネス記録に認定されている。
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その幅は記録によると、およそ110m、車線は全部で16車線。全長およそ4kmだそう。これだけ広いと横断もちょっとしたイベントになる。
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中心にあるのは首都創設400周年記念の白い塔。高さおよそ67mあるそう。
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その足元はこんな風になっている
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ただこの大通りの広さについては諸説あり、(追加車線として機能する並行した通り2つを足して)幅最大140m、(通常は)片側最大7車線ともいわれている。いずれにせよ格段に広いことは確かだ。
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パリのシャンゼリゼ通りをモデルに幅を2倍に設計 アルゼンチンの独立記念日にちなんだ名をもつこの通りは、この都市が「南米のパリ」と呼ばれていた時代に、パリのシャンゼリゼ通りをモデルに設計された。
だがもっと優位に見せたいという意向から、最終的には当時のシャンゼリゼ通りの2倍の幅の設計になった。
そのために最初の区間の完成だけでも 60,000 平方メートルの都市不動産が取り壊され、何千人もの住民が立ち退くことになった。
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image credit:user:Sking,CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
建設開始は1935年で、1960年代にほぼ完成。最終的に完成したのは1980年のことだという。その広さは見てのとおり壮観で1区画を占めるほど広い。
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横断チャレンジでかかった時間4分17秒! この大通りの横断時間を@zeidanerさんが実際に測ってみることに。
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通常よりも速く歩いたつもりだったが、信号待ちを含めるとなんと4分17秒もかかったそう。@zeidanerさんいわく、一般に通りの横断にかかる時間は約25秒というからやはりけた外れに広い。
実はこの大通りは通常の車線だけでなく、中央に歩行者エリア、各車線の間に歩道が7つも設けられていて、そのほかに並行してバス専用車線が4つもあって、渡るのも難しいらしい。
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記念日の7月9日に横断した@zeidanerさんのtiktok投稿
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ただこの通り沿いにはたくさんの見どころがある。印象的な白い塔も見られるので、多くの観光客は横断を楽しんでるそう。
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image credit:Pavel Špindler, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
アルゼンチン観光に行くチャンスがあれば、ぜひこの壮大な通りを渡ってその広さを味わってみたいものだ。
ちなみに世界で一番車線数の多い道路で調べると、北京-香港-マカオ高速道路「G4」で50車線あると出てくる。
なお、日本で最も幅の広い道路は神奈川県横須賀市~千葉県千葉市までを国道357号にあるという。
そのなかでも東京都品川区八潮3丁目2番地~大田区東海3丁目の区間の道幅は合計で100mあり、今のところ日本一となっている。
追記:(2024/07/11)本文を一部訂正して再送します。
References:odditycentral / wikipedia / youtube / guinnessworldrecords / webuildvalue / など /written by D/ edited by parumo
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