ポストの中に入れられた猫を発見、「スペシャルデリバリー」と名付けられ保護される
 アメリカ、オハイオ州のポストの中から子猫が見つかるという驚きの出来事があった。白と茶色の子猫は、ポストの差込口に押し込まれたとみられており、ロス郡保安官事務所の保安官代理から、郵便局に連絡があった。


 郵便局員は直ちに地域の動物愛護協会に連絡し現場へと向かった。

 ポストの中から発見されたことで、「スペシャル・デリバリー(特別配達)」と名前が付けられた子猫は、怯えていたものの怪我はなく、地域の動物愛護協会が無事救出した。

ポストの中に子猫を発見 2024年6月15日土曜日の夕方、オハイオ州のクラークスバーグの郵便局のポストには特別な配達物が入っていた。それは生後10週間ほどと思われる白と茶色の子猫だ。

 地域住民から通報を受けたロス郡保安官事務所の保安官代理が、直ちに郵便局に連絡し、郵便局は、フェイエット地域動物愛護協会とともに現場に向かい、無事子猫を救助した。

 ポストの中からニャーニャーとか細い声で鳴く声を耳にした住民は戸惑ったことだろう。

 フェイエット地域動物愛護協会によると、子猫はポストの差込口から押し込まれたとみられている。アメリカのポストは鉄製で足をかけるところもないことから、自力で中に入ることは不可能だからだ。

 子猫は救出時、とても怖がっていたが、幸いなことに無傷だったという。

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photo by iStock「スペシャルデリバリー」と名付けられた子猫 猫は頭が入るスペースがあればどんな狭いところでも入ることが可能だ。そのため様々な場所に入り込んでしまうこともあるのだが、「ポストの中に閉じ込められたのを見たのは初めてだ」と、動物愛護担当主任のブラッド・アダムスさんは言う。

 この猫は発見場所がポストだったこともあり。
「スペシャルデリバリー(特別配達)」と名付けあられた。

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ポストの中から発見された子猫「スペシャルデリバリー」 / image credit:Fayette Regional Humane Society現在保護施設で里親を迎える準備 救出された子猫は現在、同協会のアニマル・ケア・アンド・アダプション・センターで元気に過ごしており、数週間以内に里親募集になる予定だそうだ。

 とても人懐こく、既にスタッフたちの心を盗んでいると報告されており、アダムスさんはスペシャルデリバリーには明るい未来が待っている」と確信しているという。

 スペシャル・デリバリーは怪我もなく、健康状態も良かったことから、発見が早かったとみられている。同センターでは、「もし子猫を見つけたら、最寄りの保護施設に相談してください。子猫を郵送することはできません」とも呼びかけている。

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Written by parumo

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