これがニンゲン?巨大なマナティーに背後からストーキングされるも全く気が付かない男性
 アメリカ、フロリダ州といえばワニが大量にいることで知られているが、海にはこんなに大きくて、ゆるかわいい野生動物も生息している。フロリダマナティーだ。


 体長は3m、体重は500kgを超えることもある巨大なマナティだが、海の中を静かにゆっくり泳ぐので背後から近づかれてもなかなか気が付かないようだ。

 フロリダ州湾岸の海を上空からドローンで撮影していた男性が、面白い光景を捕らえた。好奇心旺盛なマナティが、泳ぎを楽しんでいた1人の男性に後ろから超絶接近してきたのだ。だが男性しばらく気が付かなかったようで...

背後から海水浴客に忍び寄る巨大なマナティ フロリダ州の湾岸のビーチの近くでドローンカメラを飛ばしていたマイケル・マッカーシーさんは、浅瀬でのんびりと泳ぐ1頭のマナティをとらえた。

 多くの海水浴客が泳いでいたが、誰もその存在に気が付かなかったようだ。

 フレンドリーなマナティは人間がいても警戒することはない。むしろ好奇心旺盛で、自ら近づいてくることも多い

 このマナティも人間に興味を示し、泳いでいた男性の背後からこっそりと近づいてきたようだ。だが男性は、こんなに大きい野生動物が近づいているのにまったく気が付く様子はない。

 マナティは静かにゆっくりと泳ぎ、気配を消すのが上手なようだ。こんなに近くまで来ているのにまだ気が付かない。

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ようやく気が付いた男性は、慌てふためいて逃げる しばらくは超絶接近しているマナティの存在をわかっていなかった男性だが、ようやく気が付いたようだ。


 男性はそれがマナティなのか何なのかを確認する間もなく、驚いて大急ぎで泳いで逃げていった。

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 サメか何かと勘違いしたのかな?確かにフロリダは全米で一番サメに襲われやすい州に認定される。

 もしマナティだと認識出来たら、間近で観察できる貴重な機会を得られたのに残念なこった。

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温厚でやさしいマナティ フロリダ州に生息しているのはアメリカマナティーの亜種、フロリダマナティーだ。主に草食で、海草や水草を大量に食べ、その食性によって水域の植生を管理する重要な役割を果たしている。野生での寿命は約40年から60年ほどと言われている。

 マナティは穏やかでおとなしく、警戒心が薄い。そのため人間に近づいてくることも多いが、危害を加えるようなことはない。

 だけど大きいので、近づかれると怖がってしまう人も多いようだ。

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 そんなマナティーだが、船舶による衝突、生息地の破壊、水質汚染などにより個体数を減らしており、絶滅危惧種に指定されている。

 水中なのでサメと見極めるのが難しそうだが、もし近づいてきたらやさしくしてあげたいな。っていうかマナティと一緒に海を泳いでみたいな。


Written by parumo

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