
ここなら真夏でもひんやりゾクっと過ごせるかもよ。アメリカの伝説的ホラー映画「ポルターガイスト」(1982年公開)のあの家が新たな家族を待ちわびている。
映画は新しい家に越してきた平凡な4人家族が、ある夜をきっかけにポルターガイスト現象に見舞われるところから始まるのだが、その舞台となった家そのものが今夏ナウオンセールだそう。
現代からすれば古典的なホラーだが、当時は霊魂らしきものがテレビから飛び出したあのシーンに震え、大スペクタクルな展開やぶっ飛んだシーンに圧倒された人も多いはず。
ホラー好きにはなつかしくもある「ポルターガイスト」の家。42年後の今はどうなってるかな。
映画「ポルターガイスト」の家がナウオンセールこのほど販売中のこの家はカリフォルニア州の都市シミバレーのロクスベリー ストリート 4267 番地にある。映画「ポルターガイスト」の中でフリーリング一家が引っ越してきた家だ。
現在の間取りは42年前の撮影当時とほぼ変わらないが、あらためてよく見ると大邸宅なのがわかる。敷地面積約1500m2、家の面積約220m2もあるそう。
家の中には見覚えのあるリビングルームや、キッチン、コンパクトなダイニングルーム。
暖炉付きのファミリールームのほか、4ベッドルームに、2.5バスルーム(浴槽・トイレ・洗面所がセットのバスルーム2つのほかにトイレ・洗面所のセットが1つ)、家具付きのワーキングスペースも用意されている
その庭も十分に広く、戦慄のシーンを彷彿させるプールもあるが、太陽の日差しで輝く水面は明るく、怖さなどみじんもない。
またプールとは別にジャグジーまでついており、車3台分のガレージもある。
とはいえ「ポルターガイスト」をくりかえし観たファンにとっては、数々の名シーンが瞬時に浮かぶ魅力的な物件だろう。
映画「ポルターガイスト」(1982年夏公開)は、かの有名なスティーヴン・スピルバーグが製作し、ホラーの巨匠トビー・フーパーが監督を務めた伝説的なホラー映画だ。
平凡なフリーリング一家が新しい家に越して以来、次々と異様で不気味な現象が起き、ついには霊魂らしきものと会話していた娘のキャロル・アンが、霊界へと引き込まれてしまう。
そこで家族は彼女を救うため霊媒師に助けを求める、といったストーリー。
この映画は、それまでのホラーに比べ大胆で特殊撮影もダイナミック。怖さもあるが展開が壮大で、ホラー好きの間では最後まで気が抜けない作品だったとも評されている。
お値段1億7000万円。リアルでは幽霊騒ぎなしこの物件を取り扱う仲介業者 Equity Union 公式によると、気になるお値段は1,174,999ドル(2024年8月13日時点。現在のレートで約1億7000万円)とのこと。
Equity Unionのスタッフで、元の所有者の代理人のローレン マードックさんは、この家の魅力をこう語る。
この家は元の所有者にとても愛されており、幽霊などの騒ぎもなく、新しい家族を迎える準備ができています。ハリウッドの歴史を象徴する物件を所有するチャンスを逃さないでください。恐怖感なしで物語のある家に住める、一生に一度のチャンスです
ホラー映画の舞台として有名になったものの、実際には立地も良く、近隣に学校や公園のほか、スーパーや飲食店も多数あり、高速道路も近いという「ポルターガイスト」の家。
ここで「ポルターガイスト」を鑑賞すれば夏の暑さも吹き飛びそう。ただこれだけのお値段だし、実際はどんな人が買うのかちょっと気になるわ。