トウモロコシの廃棄物などから作った生分解性のレジ袋がインドで開発される

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 インドの起業家が、従来のレジ袋やゴミ袋に替わる代替品を開発した。この新商品は、トウモロコシの繊維、砂糖、セルロースを再利用して作られ、捨てても180日後には分解されし、価格も従来品とほとんど変わらないという。

 インド中南部ハイデラバードに拠点をおくスタートアップ企業「バイオ・リフォーム」は、すでにこの2年間でインド全土の店舗に置かれていた600万枚の従来製のレジ袋を新製品と入れ替えている。

コスト面でも優れた生分解性の画期的なレジ袋

 画期的な生分解性のレジ袋を開発した、「バイオ・リフォーム」社の創業者モハメド・アズハル・モヒウディン氏が最初にこのアイデアを思いついたのは、コロナパンデミック中での大混乱のさなかだった。

 もともと環境問題に注目していたモヒウディン氏は、自身のアイデアでなにか取り組めることはないかと考えていたという。

 そして、プラスチックに頼りすぎている社会、知らず知らずのうちにマイクロプラスチックが体内に蓄積していく危険性に着目し、現在世界中で使われているレジ袋の代わりになるものを開発できないかと考えた。

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 大手ブランドはビニール袋を紙やジュート(黄麻)素材の袋に置き換える資金的余裕があるが、インド経済の大半を支えている中小企業にとっては、生物分解性の袋を使うことによるわずかなコスト高でも負担が大きすぎる。

 そこで彼は1980年代に初めて作られ、研究されているPBAT(ポリ・ブチレン・アジペート・コ・テレフタレート)という生分解性ポリマーに着目した。当時、これはトウモロコシとジャガイモなど植物から作られていた。

 通常のレジ袋は分解されるまでに約10~20年を要する。だが、バイオ・リフォーム社が開発したレジ袋は180日で分解されるという。

 苦労を重ねてこのPBATについてのプレゼンテーションを行い、およそ10万ドルの初期資金をかき集めることができた。

 2022年、PBATを最終製品にするための工場を整備し、軌道に乗せるプロジェクトをやっとのことでたちあげたのだ。

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インドで従来のレジ袋と入れ替えが進む

 開発当時、モヒウディン氏はまだ学生だった。原材料の収集、袋の製造補助、市場への製品の配送など多様な仕事と学業を両立させ、工場の片隅で寝泊りするほどの忙しさだったという。

 もちろんすべてが順調に進んだわけではない。詐欺にあったり、運用が行き詰まったり、在庫のだぶつきなどさまざまな紆余曲折を乗り越え、やっとバイオ・リフォームは利益を上げ始めている。

 現在では年間50万袋を製造し、粗利益は18万ドルに達している。若干高いが従来のビニール袋と価格もほとんど変わらないという。

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「プラスチック汚染の問題は、水生生物への影響だけではありません。目に見えないほどのマイクロプラスチックはまわり巡って私たちの体の中にも入ってくるのです。この問題への対処は、重要かつ緊急課題なのです」モヒウディン氏は訴える。

普通の大学生活を送れないのはちょっと残念ですが、自分の能力が社会に貢献していると実感できるのは大変価値があることです。

インドをプラスチックフリーにするには、まだまだ課題はたくさんありますが、今後も努力を続けていきたいと思っています(モヒウディン氏)

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